♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたこそ神の子です / 福井 誠

2018年01月03日 | Weblog
2017/11/8放送


世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたこそ神の子です」です。マルコの福音書3章11節を読んでみましょう。

 「また、汚れた霊どもが、イエスを見ると、みもとにひれ伏し、「あなたこそ神の子です。」と叫ぶのであった。

 マルコの福音書は全部で16章からなっています。通読してみると、実は8章9章が全体の山場となって、前半後半それぞれに、イエス様の関心と強調点がありますねえ。

 例えば前半では、イエス様は自分の正体について口止めをすることに熱心です。イエス様の素晴らしい御わざを見て人々が、メシアだ、救い主だと口にすると、イエス様がその度に、誰にも何も言わないように、と口止めをし、自分のしたことを秘密にするのです。イエス様は人々の脚光を浴びることをことさら避けていますね。と言うのも、イエス様に当時の人々はユダの国をローマ帝国の圧制から救い出す政治的な解放者になってくれるという期待を寄せていたからです。イエス様の考えておられることは全く別のことでした。
 ですから8章9章でイエス様は弟子たちに、自分の正体をどう考えているのかと確認し、弟子のペテロが「あなたは救い主キリストです。」と告白すると、そこからそのことばの意味を理解させようと熱心に教え始められます。救い主キリストというのは政治的な解放者ではなく罪の赦しを与える霊的な救い主であると。そしてご自分が受ける苦難について繰り返し語りかけます。イエスは確かに神の子キリストと言われる人でした。しかしそれは人々に罪の赦しを与える救い主であり、そのために身代わりとなって嘲りを受け、鞭打たれ、十字架で苦しみ、死に至るのだ、と言うのです。

 当時イエス様のこの考えを理解できる人は殆どいませんでしたが、現代の私たちも同じかもしれませんね。イエス様については殆ど何も分からずに生きている。無縁に生きている人は多いと思います。しかし聖書は、この方はまことの神の子であった、と語っています。

 イエスはあなたの魂を救うことのできるあなたの救い主であり、そのために十字架で苦しまれたのです。ぜひ聖書を読んで、その真理を知っていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2017.11.8放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 
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