♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■揺るがない心 / 岩井基雄

2018年07月09日 | Weblog
2018/6/4放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 第一月曜日は詩篇から学んでいますが、今日は詩篇108篇の前半から「揺るがない心」と題してご一緒に考えてみましょう。日々様々なことに揺るがされやすい私たちですよねえ。様々な心配が心を占め、小さな事にさえ振り回されるようなとき、私たちはどのようなことに心を留めていけば良いのでしょうか。今日の詩篇にはそんな心へのヒントがあるのです。早速お読みします。

 「神よ。私の心は揺るぎません。私は歌い ほめ歌います。私の心の底も。・・・ あなたの恵みは大きく 天の上に及び あなたのまことは雲にまで及ぶからです。 神よ あなたが天で あなたの栄光が全地で あがめられますように。
      旧約聖書 詩篇108篇1節、4節と5節 (新改訳2017)

 この詩篇はイスラエルの王ダビデが歌ったものです。この詩篇は以前学んだ詩篇57篇の7節がベースにあると考えられています。それはダビデが先の王サウルにいのちを狙われ、逃げて洞窟に居た時に歌った詩篇です。そこには 「神よ 私の心は揺るぎません。私の心は揺るぎません。私は歌い ほめ歌います。」とあります。いのちを狙われるような不安と逃げ惑う孤独の中にあっても、ダビデ王の心は揺り動かされない平安を神様から受け、そしてその心は神様への賛美と向かうです。

 この詩篇108篇で、「私は歌い ほめ歌います。私の心の底も。」と心の底からの賛美を神様に捧げるダビデの心は、なお揺るぎない平安と力を受け取っていくのです。神の民イスラエルはバビロンという国に捕囚として曳いていかれる屈辱を味わいました。それは彼らの罪のゆえだったのですが、それにもかかわらず神様は彼らを憐れみ、その捕囚の状態から解放し、約束の地へと戻って来ることができたのです。そのような中でこの詩篇108篇は神の民の心を支えたようです。苦難の中でこそ神を賛美し、心の底から神をほめたたえるとき、私たちの心は揺るがされない平安と力を受けるからです。あなたが今、どのような苦悩や死の陰を歩むようなことがあっても、神様に信頼し、神様に祈ると共に、感謝を捧げる歩みへと進み続けて行きませんか? 神はあなたと共におられるのです。

       PBA制作「世の光」2018.6.4放送でのお話しより)

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******
この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■みことばを聞く / 羽鳥頼和 | トップ | ■キリストの再臨の約束 / ... »