♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■夜の訪問者 / 関根弘興

2013年01月28日 | Weblog
2013/1/28放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 ヨハネの福音書の3章を読みますと、ニコデモという人がイエス様のもとを訪ねた記事が載っています。この人は当時のユダヤ社会の指導者の一人でした。でもそんな彼が夜こっそりと何だか周りの目を気にしながらイエス様のもとにやってきたんです。そんなニコデモにイエス様は「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(ヨハネ 3章3節)と言われたんですねえ。

 イエス様はニコデモが抱えている真の問題を見抜いておられました。それは、どうしたら神の国を見ることができるのか、どうしたら消えることない尽きることのない神の国の一員として歩んで行くことができるのか、永遠を私はどこで過ごすことができるんだろうか、・・・ま、そういうことに対してニコデモはずうっと答えを探し求めていたようでした。

 ニコデモは当時のリーダーでした。人々に道を示すべき存在、それなのに自分がどこから来てどこへ行くのか分からないのです。彼は最高の教育を受け、厳格な宗教生活を送り、政治的な力も持っていました。しかし自分の心を見ると、神の国・・・その一員とされるのはどうしたらいいんだろう、どこから来てどこへ向かっていくんだろう、人生の疑問にぶつかっていた訳です。

 イエス様はこのニコデモに対して、「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」と言われましたね。この新しく生まれるとはどういう意味でしょう。「新しく」と訳されたこのギリシャ語は「完全に」とか「再び」とかまたは「上から」つまり「神様から」という意味があるんですねえ。ですから人は神様によって新しく生まれるという世界があるんだとイエスはおっしゃる訳です。

 そして「生まれる」と言う事は三つの要素が含まれています。生まれることは命を得ると言うことです。生まれたら必ず子どもとしての立場を得ます。またその生まれた国の国民としての権利を得る訳ですね。ですから新しく生まれるというのは、もう一度完全に根本的に神様からの変わることのない命に生かされ、神の子どもとされ、神の国の民としての権利が与えられるという状態を指している訳です。

 では一体どうしたら新しく人は生まれることができるんでしょうか。聖書はこう約束しています。

 「この方(イエス・キリスト)を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」(ヨハネ 1章12節、13節)

 イエス・キリストを信じ受け入れること、これが新しく生まれる出発なんですね。

(PBA制作「世の光」2013.1.28放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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