2020/7/9放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。
神の子はきたなく臭いのする飼葉桶に産まれました。このことは今日私たちに何を教えるのでしょうか。それはこの地上に生まれたキリストは人間的に綺麗に着飾った所に産まれるのではない、ということです。キリストはきたなくくさい臭いのする飼葉桶で産まれてくださった。この事実を前にするとき、今日、私たちとの関係が生まれます。なぜならば私たちの本当の姿は実は飼葉桶のようによごれていると言うのが本当だからです。
私たちの心の中は誰にも見せることのできない心の飼葉桶を持っています。キリスト教会とは綺麗に着飾ってイエス・キリストに出会う場所ではありません。キリストが人間を待っている場所は飼葉桶のような汚い場所で、あなたを待っているのです。あなたが誰にでも見せることのできる綺麗な、あなたの作り込んだ場所ではキリストに出会うことができません。まだ自分はいいクリスチャンになったと思っているところで、キリストと出会うことはできません。
かつてユダヤ人の先祖たちはアブラハムもモーセもダビデもまたみんな羊飼いでした。その荒野で羊を飼いながら自分の罪深さを知って来た民だったのです。しかし、いつの間にか神を知っていると言いながら、羊飼いをバカにし、見下し、そして救い主を探し当てることのできない信仰に陥ってしまいました。
しかし神様は今日、あなたの持っている飼葉桶のある、あの誰にも言うことのできないあの場所で、あなたと出会おうとされています。あなたがキリストと出会うのはあなたの飼葉桶のある場所です。それは人間と関係のないものではない、主が私に知らせてくださった、あなたのためのしるしなのです。そこはだめな心のままです。罪に穢れた心のまま、あなたが何にも着替えることもしなくていい場所です。そこに神様がおられる。その時、私たちのよごれた場所に光が差して来ます。よごれた私たちの人生に光が射すのです。
イエス・キリストは私たちの罪をすべて背負い、十字架にかかられ、私たちは今、穢れたまま開き直る人生からも解放されていくのです。今日、ぜひあなたの一番よごれた場所で、眠っておられるキリストと出会って欲しいと思います。その場所で神様はあなたをずっと待っておられるのです。
( PBA制作「世の光」2020.7.9放送でのお話しより )
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