♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主はたいせつにしてくださいます / 福井 誠

2013年09月26日 | Weblog
2013/9/26放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか?福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主は大切にしてくださいます」です。それでは第一サムエル記26章24節から読んでみましょう。

 「主は私のいのちをたいせつにして、すべての苦しみから私を救い出してくださいます。

 この詩篇は先の24章とよく似たエピソードですねえ。ダビデは600人の部隊と共にいましたが、この時サウルは3000人の精鋭を引き連れていました。神に王位を退けられたというのに、サウルの勢いは衰えることがありませんでした。むしろ依然として健在であったのです。どう考えたらよいのでしょう。なぜ神はすぐに悪者をさばいてくださらないのでしょうか? なぜ神は悪をのさばるままにされるのか、不思議ですねえ。

 しかし今日の箇所を読むと、信仰者だけが持ち得る大切な祝福があることも教えられます。24章と読み比べてみてください。ダビデの行動には以前よりも余裕があるのです。再びダビデは槍ひと突きでサウルを殺すことができる状況にありながら、また自らの手を汚さずにそうできる状況にありながら、サウルを殺さずに見逃しているのです。そしてどうやらダビデは自分が手を下さなくてもサウルが自ら滅びることを確信していたようにも思われます。この時ダビデは詩篇57篇を読んだとされています。そこにはこうあります。

 「私は、獅子の中にいます。私は、人の子らをむさぼり食う者の中で横になっています。彼らの歯は、槍と矢、彼らの舌は鋭い剣です。」(詩篇57篇4節)


 ダビデは自分がどれほど危険な状況にあるかを心得ていました。殺せる時に殺さなかったら自分が逆に殺される、そんな状況にあることをよく分かっていました。しかし、だからといって慌ててもいないし、恐れおののいてもいないのです。むしろ続けてこう歌っています。

 「神よ。私の心はゆるぎません。私の心はゆるぎません。私は歌い、ほめ歌を歌いましょう。」(詩篇57篇7節)

 確かに神を信じるときに、人を恐れることもなくなります。信仰の素晴らしさはまさにそういうところにあります。あなたにも、神を信じるときに心が強くされ、もはや恐れる者は何もない経験をしていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2013.9.26放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 
 

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