世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。
今日のバイブル・メッセージは「御使いにまさるキリスト」です。 それでは、聖書の中のヘブル人への手紙1章4節から読んでみましょう。
「御子は、御使いたちよりもさらにすぐれた御名を相続されたように、それだけ御使いよりもまさるものとなられました。」
みなさんは御使い、つまり天使の存在を信じますか? 少し古いデータですが、1989年に読売新聞が、「存在する」と思う者について日本人の信仰を調査したものがあります。 それによると、悪魔や御使いの存在を信じる人はわずか2.2パーセントでした。 少ない感じがしますねえ。 しかし幾つかのデータを見て日本人らしいなあと思ったのは、死者の霊の存在を信じ、死者の霊が見守っていると答えた人が37パーセント。 先祖の祟りがあると信じている人は15パーセントもいることです。 日本人も超自然的な存在を信じている人は少なくないのですねえ。
さてこのヘブル書が書かれた時代、日本人と違って多くのユダヤ人は天使の存在を信じ、大変恐れ敬っていました。 神に遣わされて神の敵に禍いをくだす力を持っていると信じられていたからです。 また神を信じる者を危機から救い出し守る存在である、とも信じられていました。 つまり天使は人間よりもはるかに優れた力を持つ超自然的な存在として受け入れられていたのですねえ。
そこでイエス・キリストの様々な奇跡や教えを見聞きした人の中には、イエスを御使いのような超自然的な存在であると考える人たちがいました。 そんな人々にこの手紙の著者は言います。 イエス・キリストは天使よりもまさる存在である、と。 この世には本当に恐るべき敬うべき唯一の超自然的な存在がある、という訳ですね。
あなたはどのような超自然的な存在を信じているでしょうか。 天使は信じていなくても死者の霊は信じているかもしれませんねえ。 しかしイエス・キリストは人々に信じられているいかなる超自然的な存在にもまさるものです。 私たちが恐れるべき超自然的な存在は唯一イエス・キリストである、そしてそのイエス・キリストは愛と祝福の神であることをぜひ覚えていただきたいと思います。
(PBA制作「世の光」2009.8.20放送でのお話しより)
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