♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■賛美しよう / 関根弘興

2016年11月21日 | Weblog
2016/11/21放送


 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 今日も聖書のことばを最初に紹介しましょう。
新約聖書 エペソ人への手紙5章19節
  「詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。

 「詩と賛美と霊の歌」とは一体どのようなものなんでしょうか。

 「詩」とは旧約聖書の詩篇を指す場合もあります。そしてこのことばは原文では「弦楽器を弾く」という意味から出てきたことばだと言われます。また「賛美」とはギリシャ語ではヒュムノスということばで、英語ではヒム hymnと言いますよね。これは「神様を賛美する」という語源から出てきたことばです。そして「霊の歌」とあります。この「歌」と訳されることばは一般に広く歌われる歌という意味で特別な宗教的な意味はありません。しかし「霊の」という形容詞がついていますよね。ですから霊の歌とは「内側から出て来る心を込めた歌」と言うような意味なのでしょう。

 キリスト教会の特徴の一つは、礼拝の中でたくさん賛美を歌うことだと思います。楽器を使って賛美をしますし、神様を心から称えて賛美をするんです。また自分の心からの信仰の告白を歌にして歌うこともあります。つまり「詩と賛美と霊の歌」とをもって礼拝を捧げる訳ですね。

 そしてパウロは、そうした賛美は自分自身にも他の人にも語りかけられる大きなメッセージになるのだと教えているんです。私たちは賛美を通して感動を覚えたり、神様の励ましや慰めを得ることがしばしばあります。多くの人が賛美の中に励ましと慰めを得ているんです。

 詩篇の22篇の3節という所には、神様は私たちの賛美を住まいとしておられる、と記されています。私たちは神様を目で見ることはできません。しかし私たちが心から賛美を捧げて行くとき、神様がその真ん中にてくださるのだということを味わうことができるというのですね。

 新約聖書ヘブル人への手紙13章15節
 「ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。

 どんな状況にあっても神様に捧げる賛美(は)、大きな力になるんですね

(PBA制作「世の光」2016.11.21放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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