♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して70年、
PBA『世の光』を文字で 

■隣の芝生 / 山本陽一郎

2022年06月28日 | Weblog

2022.1.18放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。山本陽一郎です。

 いかにも幸せそうに見える家庭が実際には苦しんでいる、ということが時々あります。聖書の創世記に登場するイサクとリベカの夫婦。彼らも素晴らしい信仰者でしたが、実は家庭に大きな課題を抱えていたのです。

 まず悩みの種は長男のエサウでした。彼は大切な長子の権利を一杯のスープと引き換えに弟のヤコブに譲ってしまいました。アブラハムから続く神の祝福を継ぐ者としては甚だ疑問と言わざるを得ない人物でした。

 もう一つは親から子への偏った愛でした。聖書は語ります。
 「イサクはエサウを愛していた。…しかし、リベカはヤコブを愛していた。」
          創世記25章28節

 妻のリベカは、自分の愛するヤコブが神の祝福を受けるように企て、あろうことか視力の弱くなった夫を騙してまでヤコブに計画を実行させます。これで兄は殺意を抱き、弟は遠くへ逃亡することになってしまうのでした。神に祝福され選ばれたイサクの家の実態がこうでした。

 昔から、「隣の芝生は青く見える」と言われます。「いいなあ、あの人はうまく行っていて。こんな問題があるのはうちだけじゃないか」などと思うこともあるかもしれません。でも、どんな家族にも外からは見えない部分が実際にはあります。見える面がすべてではないし、知らない所でちゃんと幸せを感じているかもしれない。逆に、見えない部分で苦しんでいるのかもしれない。誰だって、どこの家だって、未完成で工事中です。聖書に登場する信仰者たちの中にも家庭で苦労している人がじつは結構います。

 それと同時に、反面教師にしないといけません。小さなほころびを放っておくとイサクとリベカの家庭のように、いつか表面に現れる時が来ることを教えられます。家庭は時には苦労もし時間もかけながら育て上げていく大切なものなのです。確かに私たちには恐れや苦い思いがあり、それが踏み込めなくさせる場合もあるかもしれません。

 だからこそ、もし何か課題があるならば、解決への一歩として、まず神に祈ることから始めましょう。そして、お互いに未完成であることを覚え、神に依り頼みながら建て上げていきましょう。

      (PBA制作「世の光」2022.1.18放送でのお話しより)

 ***

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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