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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたの御名に感謝します / 福井 誠

2020年04月29日 | Weblog

2020/3/4放送

  世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。

  継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われていくものがあるものですね。今日も聖書を開いて参りましょう。
 詩篇140篇13節から「あなたの御名に感謝します」と題してメッセージをお伝えいたします。
 「まことに 正しい人はあなたの御名に感謝し 直ぐな人はあなたの御前に住むでしょう。」

 初めに詩人は「【主】よ 私をよこしまな人から助け出し 暴虐を行う者から守ってください。」と、悪い者からの救いを祈っています。よこしまな者、暴虐を行う者は、いずれも集合名詞で、特定の人物を指しているわけではありません。むしろ一般的によこしまな人、暴虐を行う者、ということでしょう。そのような人たちの心やことばは悪で満ち、いつでも人をつまずかせようとしている。そのような者からお守りください、というのです。そして、そのような者から守ってくださる神に感謝します、というのが詩人の結論ですね。

 ところが注目すべきは、パウロはこの詩篇をローマ書に引用していることです。しかもここで言うよこしまな者・暴虐を行う者を一般の罪人をイメージすることばとして引用をしていることです。ということは、このよこしまな者・暴虐を行う者は、他ならぬこの私でありあなたであると言わなくてはなりませんね。これは痛いですねえ。誰でも他人に対する暴力と残忍さ、そして欺きがあるとは思いたくないものです。しかしパウロはこの詩篇を引用し、そのように神の復讐を受けるように祈られる加害者のような存在、それが私たち罪人の現実である、と語っているのです。

 そこで、そのような人間の現実を素直に認められるかどうかが大事ですね。そうであればイエスの十字架にある罪の赦しを受けたい、神に正しい者とされたい、と願うことでしょう。そして神に御前にへりくだった人生へ導かれることになります。

 その上で不条理な仕打ちを受けることがあれば、私たちは自分の罪を棚上げにするような気持ちになることもなく、神の守りと公正な裁きを願い感謝するこの祈りも捧げられるようになるのです。

 では良き一週を祈ります。

 (PBA制作「世の光」2020.2.26放送でのお話より )

 ****** 

  さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。 
  
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