♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■礼服を着ていますか / 福井 誠

2012年10月11日 | Weblog
2012/10/11放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブルメッセージは「礼服を着ていますか」です。それではマタイ22章の12節から読んでみましょう。

 「あなたは、どうして礼服を着ないで、ここにはいって来たのですか。」

 イエスは天の御国について面白い喩え話をしています。王子のための結婚披露宴を設けた王様の話です。この王様、人気がなかったのでしょうか、招待したお客が来ようとしません。ある者は招待を気にもせず商売に出かけ、ある者は不遜にも王様のしもべをうちたたき殺してしまいました。そこで王様は怒って招待を軽んじた客を殺してしまいました。この話、先週お話したぶどう園の主人のお話によく似ていますね。神を拒んだユダヤ人のお話です。

 ところがこの喩えはさらにもう一つ別の真理を私たちに教えています。続きがあるのです。その後王様は招待客の代わりに大通りで僕が出会った人を宴会に招くように命じました。宴会場は客で一杯になりました。そこで宴会場にやってきた王様は客の中に礼服を着ていないものを見つけて尋ねます。「どうして礼服を着ないで、ここにはいって来たのですか。」 黙っていたこの人は宴会場から追い出されることになったというわけです。

 この喩えは率直に神の国に招かれたならばそれに相応しい備えが必要であると言うことを教えています。やがて私たちは死んで神の国への招きを受けます。三途の川も金次第、お金が必要と言うことでしょうか。そうではないですねえ。イエスの弟子ヨハネは新約聖書の黙示録の中で天の御国の情景を描いています。そこにいる人々はみな白い衣を着ているのです。白はきよめの象徴、つまりキリストによってきよめられたことの象徴ですね。使徒パウロは新約聖書のガラテヤ書という手紙の中で「バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです。」(ガラテヤ 3章27節)と言っています。つまりキリストにあって心清められる。キリストの衣を身につけて罪の恥を覆われている。罪赦されていると言うことが礼服を着ることの意味なんですね。キリストに心を清められる。神の国に入るにふさわしいそのような備えをしたいものですね。

(PBA制作「世の光」2012.10.11放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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