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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■宮きよめ

2005年03月22日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 さて今週は、イエス・キリストが十字架につけられ復活に至るまでの一週間の出来事の中から、イエス・キリストがエルサレムの神殿に行かれた時の事をお話ししましょう。

 当時の神殿、それは豪華な建物でした。大理石が豊富に使われ、そしてたくさんの金細工も施されていました。

 さてユダヤの人にとっては最大の祭り「過越し祭り」が迫っていた時の事でした。イエス様はその神殿に入られると、その中で商売人たちが売り買いしているのを見たんです。するとイエス様は突然その商売人たちや両替人たちの台をひっくり返して彼らを追い出されてしまわれました。そしてこう言われたんです。「ここは祈りの家と呼ばれている。それなのにお前たちはここを強盗の巣にしている。」と。

 この人たちはどういう種類の商売人であったかというと、それは神殿に礼拝に来る人のために動物を売っていたんです。そしてこの神殿に来た人たちはその動物を神殿に感謝をもって捧げていった訳ですねえ。そして両替人たちもいました。それは神殿で使われるお金というものは一般の社会で使われ流通しているお金とは区別して、特別に神殿専用の貨幣が使われていたんです。ですから神殿に来る人たちにとっては、この商売人たちは無くてはならない存在だったんですねえ。でもいつしかこの商売人たちは自分たちの金儲けの事だけを考えていました。そして暴利を貪っていたんです。本来、真心こめて神様に感謝を捧げる礼拝でなければならないのに、その心はどこかに失われてしまい、お金儲けの道具になってしまったんですねえ。人が生かされていく上で大切な事の一つは、天地を創造された神様の前にひざまづき、真心から感謝を捧げ、祈りを捧げる一時をあなたが持つことです。でもその場所が商売の道具の場所に掏(す)り替わってしまったのですから、イエス様が怒られるのも無理はないですよね。

 さて今日、昔のような神殿はありません。それではイエス様は私たちに何を教えていらっしゃるんでしょう。聖書は、「あなたは生ける神の神殿である」と教えているんです。そうであるなら、あなたの中に祈りの家を持つ必要があるという事なんですよ。心静める祈りの一時をあなたはお持ちですか? あの神殿を商売人たちが占領したように、あなたの心が自分さえ良ければ良いという勝手な思いだけで占領されていませんか? この一時、あなたの心に神様に向かって祈る心を回復していく、そんな必要がありませんか?


 ( PBA制作「世の光」2005.03.22放送でのお話しより )

*****

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。










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