♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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■十戒 -自由への励まし-120  欲しがってはならない / 大嶋重徳

2019年10月03日 | Weblog
2019/8/29放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる神と人との間に結ばれた約束があります。
 十戒をはじめとした聖書のことばは人間を縛りつけるものではなく、自由へと導くためのことばなのです。
 第10戒は「 欲しがってはならない。」(出エジプト記20章17節、申命記5章21節 新改訳2017)です。これは「むさぼってはならない。」(口語訳聖書)とも訳されます。

 ある人は言いました。「私たちは『盗んではならない。殺してはならない。姦淫してはならない。』と読んだとしても自分はそのようなことを犯してはいない正しい存在だ、と考えるだけかもしれない。しかし、『むさぼってはならない。』という命令に出会うとき、自らの中にあるすべてのものがあらわにされ、自分の薄汚れた姿が自覚される。」と語ります。

 第10戒は私たちのよごれを映し出す鏡であり、内側にあるよごれに気がつかせてくれるものです。しかし同時に、なぜ欲しがることがいけないのか、という違和感もあるかと思います。第10戒は他の戒めとは違い、欲しがるだけではまだ具体的に誰にも迷惑を懸けていないからです。一方で、欲しがることは人間の経済運動の活力の一つでもあります。

 かつて「買い物が世界を救う」というクレジットカード会社のキャッチコピーがありました。あなたが何か買い物することで経済効果が生まれ、他の誰かが助かり生かされ助け合う社会が形成される、と謳います。私たちの消費意欲が掻き立てられることは良いことだと言うのも事実でしょう。そして私たちの目の前には次ぎから次へと新商品が現われてきます。そしてそれを手にしたら、どれだけ私たちの生活が便利になるのか、快適になるのか、というメッセージを聞くと、本当にそうなんだろうなあ、といつも強い説得力をもって伝わってきます。

 しかし問題は、それらの多くのものが自分に本当に必要なものなのか、という事を考える前に、手に入れる方法について提案をして来ることです。そして残念ながら、それらの殆どのものは手にした瞬間に古びたものへと変わっていってしまいます。そして私たちはいつも何かを求め、何かを欲し、何かを得なければ私の人生は不幸になるのではないか、という怯えを持っているのだと思います。

 10戒「欲しがってはならない」は、そんな私たちの現状に、あなたは本当に何を欲しいのですか?と問いかけてきます。

 ラジオをお聴きの皆さん、あなたの人生で本当に欲しいものがあなたの手に入っているでしょうか。あなたの本当に必要なものを知っておられる神に、その事をお聞きしてみていただきたいと思います。

    ( PBA制作「世の光」2019.8.29放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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