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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■三位一体なる神の愛 / 岩井基雄

2015年02月20日 | Weblog
2015/2/20放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日もちょっと分りにくいキリスト教用語を学んでみましょう。今日は「三位一体(さんみ・いったい)」についてです。 

 この三位一体ということば、聖書の語る神の本質を見事に表現しています。それは父なる神と子なる神イエス・キリストそして聖霊なる神が、それぞれ別々の人格すなわち独自性を持ち、しかも一つであるという意味です。神が一つであると同時に三つの別々の人格があるということは、一見矛盾するように思えるかもしれませんね。しかしそれは神様の内に三つの別々の存在があり、互いに交わり愛しあう一つのあり方があるということも示しています。

 そして聖書は、私たち人間もまたこの神様のかたちに造られたのだ、と語っています。聖書にはこう記さています。
 神は仰せられた。「さあ人を造ろう。われわれのかたちとして、われわれに似せて。・・・」  神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。」  旧約聖書 創世記 1章26節、27節

 神はご自分を「我々」と複数形で表現していますが、この「造る」という動詞には単数形の表現が使われ、その表現からも三位一体が表わされているのです。また「神のかたち」という表現に、男と女ということばと対になって表現されています。ですから私人間は、他の人と共に生きるように、愛し合うようにと造られ、しかも夫婦は一つの存在であると聖書は語っているのです。人の人格や個性や独自性を大切にしながら交わり愛し合うというこの私たちのあり方は三位一体なる神のかたちとして創造された私たち人間の素晴らしさをも表しているのですね。

 神様はあなたを愛しておられます。あなたもまたこの神様の愛を豊かに受け取ってその愛で互いに愛し者となるように神様は求ていらっしゃるのです。

 聖書のことば
 「愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。」  ヨハネの手紙第一 4章7節、8節

(PBA制作「世の光」2015.2.20放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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