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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■恐れることはない / 福井 誠

2012年04月19日 | Weblog
2012/4/19放送
 
 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「恐れることはない」です。それではマタイ14章27節から読んでみましょう。

 しかし、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない。」と言われた。

 イエスの弟子たちがイエスと離れ、湖の向こう岸に渡ろうとしていました。すると風が向かい風で波に悩まされていたと言います。日本のような小さな湖ではありません。大きな湖ですから、まるで海の真ん中に放り出されたかのように小舟は波にもまれ、弟子たちは途方に暮れていました。

 興味深いことにマタイはこれがイエスが強いたものであることを伝えています。つまりイエスはわざわざ弟子たちだけで向かい風の強い湖に出て行かせ、困った事態になるようにされたというわけです。何か意図があったことははっきりしていますね。

 マタイの福音書ではそのことをはっきりと語ってはいませんが、マルコの福音書の同じ記録を読むと、「彼らはまだパンのことから悟るところがなく、その心は堅く閉じていた」(マルコの福音書 6章52節)と付け加えられています。つまりこの出来事は五千人の胃袋を満たした五つのパンと二匹の魚の奇跡の後に来るものであって、イエスはそこで学んだことをもう一度復習し生かすことを求めていたことがはっきりしているのです。 五つのパンと二匹の魚が弟子たちの信仰を試す試験となっていた訳ですから、この湖の向かい風の出来事は弟子たちの信仰を試す追試験と言えるものになっています。しかし弟子たちは最初の試験で悟りを得ることもなく追試験も失敗してしまったということでしょう。

 しかし弟子を笑うことはできません。私たちは信仰を試される出来事に遭遇しながら何度も信仰を働かせる試験に失敗してしまうのです。悟りに鈍いと言うべきでしょうか、神を信じると言った瞬間に、もう神を信じていないような私たちの現実がありますね。「しっかりしなさい。・・・恐れることはない。」と語られる神様をしっかり信じていきましょう。

  ( PBA制作「世の光」2012.4.19放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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