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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■神の考えを行ったエステル / 羽鳥頼和

2017年05月20日 | Weblog
2017/5/20放送


 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日はエステル記からお話しします。

 外国に連れて来られたユダヤ人は70年後に祖国に戻ることを許されました。しかし、ユダヤ人の中にはそのまま外国にとどまった人々もいました。その外国の地でユダヤ人のエステルという女性が王の妃となりました。エステルにとっては晴天の霹靂でした。王妃選びは国中にお触れが出て、殆ど強制的に綺麗な娘たちが集められたのでした。

 それから4年後にハマンという人が登場します。彼は王に気に入られ、大出世をしました。王はハマンに全権を委任します。ハマンは自分の命令を王からの勅令として出すことができるようになったのです。そのハマンはユダヤ人を憎んでいました。そして何とハマンはユダヤ人を虐殺する勅令を出してしまったのです。

 エステルは恐れました。しかし、自分が王妃となったことが、この時のためであったのではないかと考えました。確かに王妃なら王に懇願をすることができるでしょう。しかし当時は王への陳情は非常に難しいものでした。勝手に王の前に出て行くだけで殺されてしまうのです。エステルは祈りました。そして王妃となったのは神の計画であり、王に陳情することは神の考えである、と確信したのです。エステルは言いました。「王の所に行きます。それで死ななければならないのなら私は死にます。」( 参照 エステル記 4章16節) 

 エステルが決心すると不思議に道が開けていきました。エステルがハマンと一緒に宴会をすることを王が許したのです。そしてエステルがハマンの悪だくみを王に報告する機会が与えられます。エステルは勇気を出してユダヤ人を助けてくれるように王に懇願します。エステルの懇願を聞いた王はハマンに対して怒りを燃やし、彼の処刑を命じたのでした。こうしてユダヤ人は救われました。

 エステルは神を神として信頼しました。そして神の考えが正しいこと、良いことだと信じたのです。エステルの信仰は行動する勇気となりました。神がエステルに勇気を与えてくださったのです。

 明日は日曜日です。教会に行ってみたいけれど行けない方に神が勇気を与えてくださいますように。

 (PBA制作「世の光」 2017.5.20放送でのお話より )
 
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