2021/2/6放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり、聖書を一日一日と読み進むなら不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日はマタイの福音書28章20節から「いつもあなたがたとともにいます」と題してメッセージをお伝えいたします。
「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」
マタイはイエスの受難を詳しく書き上げた後、さらにその後のエピソード・復活について書き進めています。この箇所を読んでいて驚くことは、復活後のイエスの第一声が「おはよう」であったことです。実に奇妙な感じがしませんか? 英語で言えば、ハロー hellow 。十字架というあまりにも重々しい出来事があった直後なのに、イエスは何食わぬ顔で現れ、弟子たちに「おはよう」と声をかけられたんですねえ。確かに目的を持って十字架にかかられたイエスならではの第一声なのかもしれませんね。
ともあれ復活したイエスは三つのことをなさいました。権威の宣言、命令、そして約束です。
まずイエスはご自分に、全ての権威が与えられている、と宣言されました。
先にマタイはイエスを、ユダヤ人の王として、地上のヘロデ王の権威に優る王として描きました。その王は何と十字架につけられる結末を迎えたわけですが、それで終わりではありませんでした。イエスは復活によってヘロデ王に優るどころか、死後の世界も含めた全ての権威に優る万物の支配者であることを示されたのです。
そのお方が命じられることは二つ。バプテスマを施すことと教えることです。バプテスマはキリストに従って生きることを人に決意させることでしょう。そして教えるというのはそのようにキリストを信じた者がキリストに従う人生を歩むように支えることです。
そして最後に、イエスは人々に、世々いつまでも共にいてくださる、と約束していますねえ。
さて私がしている聖書通読ブログ音声版では明日からマルコの福音書に入ります。ぜひ続けて聞いていただいて、イエスが共にいるという約束によってこの世には恐れるものは何一つないことを知っていただきたいと思います。
では今日も良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2021.2.6放送でのお話しより )
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