2024/04/06放送
「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会協力牧師の水谷潔です。
イエス・キリストは十字架の上で死なれ、墓に葬られ、三日目によみがえられました。そのことによってイエス様を信じる者たちに永遠のいのちが与えられています。
永遠のいのちは、肉体が死んでからではなくイエス様を信じた時から与えられる恵みです。クリスチャンはこの地上から既に永遠を生きているんです。この世がすべてではなく、地上の歩みが永遠につながっているとしたらどうでしょう。地上で終わることのないもの、永遠につながるものを大事にするようになります。また永遠を思うときに、この地上の苦しみや悲しみも一時的なものとなり、それらを乗り越えていく力が与えられます。
そのように永遠のいのちは、永遠からの逆算で、この地上を生きる指針そして力となります。
キリスト教の伝道者パウロは、新約聖書コリント人への手紙第一15章58節で、そのことをこう記しています。
「ですから、私の愛する兄弟たち。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは、自分たちの労苦が主にあって無駄でないことを知っているのですから。」
「死後によみがえり永遠を生きるのだから、動揺せずにいつも主のわざに励みなさい。」とパウロは勧めます。これは、地上で終わることばかりに目を留めず、神様を愛し人を愛する歩みに励むようにとの語りかけです。なぜなら、地上で注いだ愛は死後に豊かに報われるからです。
またパウロは、「自分たちの労苦が無駄ではないことを知っていますよね」と確認します。神様と人々を愛してゆこうとすれば、そこには様々な労苦が伴います。しかしその労苦は無駄ではなく、死の向こう側で必ず神様が報いてくださいます。パウロは、永遠の世界での豊かな報いをもって神のわざに励み、様々な苦しみを乗り越えるように力づけています。
どうでしょう。この世で終わるものより永遠にまで続くものを大切にしていく人生。永遠を思い、様々な苦しみを一時的なものとして受け止め乗り換えていける人生。永遠からの逆算で歩む確かな人生。そんな人生を歩みたいとは願いませんか?
( PBA制作「世の光」 2024.4.6放送でのお話しより )
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