2024/04/04放送
「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります春日井聖書教会協力牧師の水谷潔です。
日本には数字の4を避けるなど、死を連想させることを避ける習慣やマナーがあります。日本の文化では、死は不吉なもので避けるべきものとされてきました。そこには死に対する恐れがあるのでしょう。
では、なぜ人間は死を恐れるんでしょう。
一つの理由は、死んだら自分がどこへ行くかが分からないことではないでしょうか。死後の行先が不明であること、それが死を恐れる理由の一つではないでしょうか。
拉致監禁という犯罪があります。目隠しをされ、乗り物に押し込まれ、どこへ連れていかれるか分かりません。行先には何が待っているのか分かりません。
行先が分からないから、死は私たちにとって拉致監禁に似たような恐怖となるでしょう。そうした死への恐れは、日々の生活にも暗い影を落とすのではないでしょうか。
しかし、もし死後の行先が決まっているならどうでしょう。しかもそれが最高に良いところであるなら、どうでしょう。死の不安は消えてゆき、ある意味、安心して死を迎えることができるのではないでしょうか。
実は聖書によればイエス・キリストは、御自分を信じる者のために、天に場所を用意してくださっているのです。
新約聖書ヨハネの福音書14章の2節と3節でイエス様はこう語っています。
「わたしの父の家には住む所がたくさんあります。そうでなかったら、あなたがたのために場所を用意しに行く、と言ったでしょうか。わたしが行って、あなたがたに場所を用意したら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしがいるところに、あなたがたもいるようにするためです。」
イエス様は、信じる者たちが死後にもご自身と共にいられるようにと、住む場所・住まいを備えて迎えに来ると約束されました。死後の住まいは確保済みです。この約束のことばを信頼するなら、死の不安は消え去っていくのではないでしょうか。
日本では死が訪れることを「お迎えが来る」と言いますが、イエス様は信じる者に永遠の住まいを備えてくださって、やがてお迎えくださいます。
今お聴きになっているあなたも、死からよみがえられたイエス様を信じて、死後の住まいを確保していただき、死が暗い影を落とすことのない毎日を送りませんか?
( PBA制作「世の光」 2024.4.4放送でのお話しより )
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