2020/2/27放送
世の光の時間です。今月、木曜日のメッセージを担当しています東京にある板橋教会の牧師、大井 満です。
新約聖書 使徒の働き9章に、サウロという人がイエス・キリストと出会った時のことが記されています。この出会いは不思議な出会いです。サウロは出来たばかりのキリスト教会を敵視し、集会を妨害し、クリスチャンたちを迫害していました。そんな彼がいつものように教会を迫害するために旅をしていた時、イエス・キリストが突然彼に語りかけられたのです。「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか。」(4節)という声でした。
サウロはまさかその声がイエス・キリストのものだと気付くはずもなく、こういう会話が続きました。 使徒の働き9章5節はこのように記しています。
彼が「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、答えがあった。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
おそらくサウルは十字架に付けられる前のイエス・キリストと出会ったことはなかったと思います。十字架で死んで三日目によみがえり天に昇られたイエスが、そんな彼に声をかけてこられたのです。サウロの人生はこのときから一変しました。
サウロはそれまで反対していた主イエスの声に従うようになったのです。後にサウロはパウロという名で呼ばれるようになったのですが、パウロはコリント人への手紙第一15章8節でこう書いています。
「そして最後に、月足らずで生まれた者のような私にも現れてくださいました。」
復活された主イエスが、直接主イエスに従った弟子たちだけではなく、パウロのようないわば遅れてきた弟子にも現れてくださったというのです。このことは私たちにとっても大きな希望、励ましです。イエス様に直接会ったことがなくても、イエス様を信じて弟子になることができるのですから。
へブル人への手紙13章8節にこのように書かれています。
「イエス・キリストは、昨日も今日も、とこしえに変わることがありません。」
永遠に変わることのないイエス様が、今日も私を招き、イエス様を信じる私の罪を赦し、永遠の命に与らせてくださいます。
( PBA制作「世の光」2020.2.27放送でのお話しより )
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