昨日(10月10日)の東京新聞夕刊<作家に聞く 衆院選考>(上)という記事に、島田雅彦さんの発言が載っていました。
私は枝野さんが立憲民主党を立ち上げてくれてほっとしたんだけど、島田さんが
与党への対抗軸となる安保法反対、原発ストップ、憲法改正反対の主張を全面に出す立憲民主党が立ち上がったことで政策選択の多様性が出てきました。
と書いてくれてて嬉しかったよ。記事からさらに抜粋します。
●「公明正大な善人」を期待
いままでの政党が「立憲」という政治主張を党名に入れてこなかったのは、それが当たり前のことだったからです。あえて入れなければならなくなったところに、日本の政治の病があると思います。
二〇一五年、憲法違反の疑いが極めて強い安保法が成立しましたが、それは政治家が憲政の前提を破壊する「極右クーデター」でした。彼らは立憲主義と民主主義の原則に忠実であるべき保守の風上にも置けない。憲法九条に第三項を追加して自衛隊を明文化するという安倍晋三首相の改憲案も矛盾をさらに上書きすることにしかなりません。
希望の党の小池百合子氏と安倍首相は政策も人事を握って権力を維持するところもうり二つです。
希望の党が安倍首相を退場させるのはいいが、その後自民との大連立をすれば、実質的に市民の声は封殺され、大政翼賛会が復活するでしょう。
今こそ米大統領候補バーニー・サンダースのようなリベラルのポピュリストの登場が待たれます。その条件は「公明正大な善人」であることに尽きます。選挙権とは権力にしがみつく悪人を追放する権利なのです。
立憲主義と民主主義の原則に忠実であるべきものが保守派。
それなのにその保守派政治家が安保法を成立させたのは、憲政の前提を破壊する「極右クーデター」。
自衛隊を明文化するという安倍晋三首相の改憲案は矛盾をさらに上書きすること。
……ほんとだねえ。安倍政権を終わらせなくちゃ。そして第二の安倍が出ないようにしなくっちゃ。
「権力にしがみつく悪人」って、私利私欲のために権力を使い、国や国民を疲弊させる政治家ってことだよね。そういう政治家は当選させちゃいけないね。
戦争いらない。改憲いらない。原発いらない。