それはさておき、 ハルトを看取り、送るという時間の最後のときにこの仕事をいただけたことが、どんなに救いになっていたか。
大いなる何者かがとてもよい流れをつくってくださっていることをしみじみと感じました。ハルトの介護中はとってもしんどかったんだけど、それも含めて、生かされているなあ、慈悲をいただいているなあと思います。
今回の仕事で落ち込むこともありましたなあ。現行本の見直しも必要ということなので、新しい項目についてとりあえず書き終わってから現行本をチェックしたんだけど、最初から現行本を全部読んでから新しい項目について書いたほうが整理がついたじゃないのと……。こういうのを急がば回れというのねえ。
いちばんガックリしたのは、以前の自分の文章のつたなさでございますとも。ほんとにもう、ショボーンですわ。そのときに、できるだけのことをできるだけしていたつもりなんだけど、調べきれなかったことがあったのねえ。そのときは時間が足りなかったということを考慮しても、簡潔に書くことがへただったのねえ。時間が足りなかったってことは言いわけにならないわねえ。
ま、10年前よりは成長してるってことで。でも、版元さんごめんなさいでした。
ああ、もしかして数年後にでも今回書いたものを読んだら、「あのときアタチは若かった、ばかかった」と嘆くのかしら。
嘆けるぐらい、もっと成長できたらよいのう。でもそうならば、やっぱり版元さんごめんなさいであります。
一昨日に一区切りできたのでおいしい日本酒をいただいたのだけど、いつもの量でかなり悪酔いしちゃったよ。
昨日はからだのメンテナンスをしたし、お酒も飲まなかったから、今日は楽しい本を読んで、ちょっとお酒もいただこう。
私が持っていないティナ・ターナーとジャニス・ジョプリンのCDも図書館で借りられたし。
ほんとにね、有り難いことです。 すべてに感謝であります。