ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

いろんなできごとを面白がってしまおうと思っています。
日常のあれやこれや記事です。

稼働している原発は3基だけど

2012-02-15 10:11:17 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
              (↑これをクリックするとホームページに行きます)
 
 日本では現在、54基ある原子力発電の原子炉のうち稼働しているのは次の3基のみ。
●北海道電力(1原発3基中稼働1基)
 泊(トマリ)原発3号炉。定期検査のため4月下旬停止予定。
●東京電力(3原発17基中稼働1基)
 柏崎刈羽(カシワザキ・カリワ)原発の6号炉。定期検査のため3月26日停止予定。
●関西電力(3原発11基中稼働1基)
 高浜原発3号炉。定期検査のため2月20日停止予定。

  去年の夏、あれほど電力不足不安を言い立て、冬のほうがもっと心配と宣伝していたけど、動いている原発が3基だけでも電力不足の問題はないんじゃないの?
 で、稼働中の3基も定期検査のため停止となると、4月には原発がまったく機能しない状態が生まれる可能性が大きいわけだよね。でも、4月から電力が不足するって、私が知っているかぎり電力会社も政府も言ってないみたいだなあ。私の情報収集不足か?
 さて原発が全部停止したそのとき、電力不足は起きるんだろうか。起きなかったら電力会社と政府と原発関係者はどんな言いわけをするんだろうか。
 福島原発の事故、また状況が悪くなっているようなのに、もう事故なんか終息したことにしてるよね。それも含めて政府はどうするつもりなんだろう。
 そんなことを漠然と考えてたら、昨日の14日、東京新聞朝刊の鎌田慧(かまたさとし)「本音のコラム」に「『安全評価』への疑問」というタイトルの記事があった。抜粋します。

 いま、五十四基のうち運転されているのは三基だけだが(それでも停電はない)、五月には全部が止まる。それで原発推進の経産省は、影の薄くなった原発の存在を示すために、関西電力大飯原発3、4号炉をとにかく動かそうとしている。
 わたしは経産省と原子力安全・保安院との関係を「ピッチャーとアンパイアが同じ」と批判してきたが、佐藤栄佐久・前福島県知事は「泥棒と警官」と表現している。安全を審査する専門委員のなかには、原発メーカーからおカネをもらっているセンセイたちがいて、何を保安しているのかわからない。
 もっとも危険な原発が、ウソと札束と八百長と暴力で建設されてきた、とわたしは書いてきた。でも、運転を止める運動を本気でやってこなかった。それが事故を迎えた反省である。集会と署名運動はまだまだこれからだ。

 そうか、関西電力大飯原発3、4号炉を動かして、「これが運転しているから電力不足をかろうじて回避できているのである。やはり原発は必要なのだ」と言いたいのね。
 うん、原発撤廃に向けての運動はまだまだこれからなんだね。
 知らないまま原発を受け入れてしまっても、生まれたときにはすでに原発があっても、その危険を知ってしまったら……目をそらし続けることは、いじめを知っていてもそのままにしたのと同じ行為、いじめに荷担したのと同じだもんね。