吉村先生から手紙が届きました。(12月31日現在)皆様からの質問にお答えいただいています。
わが人生、映画と二人三脚のように歩いてきました。
1年に100本平均で(ビデオやDVDも)、65年とすると6500本くらいでしょうか。1年に200本以上のこともあれば、50本のこともあったでしょう。
「大いなる幻影」(仏)とか「東京物語」「七人の侍」など生涯のベストテンに入るでしょう。むろん山田洋次も10の中に入ります。
「男はつらいよ」では、第1作「男はつらいよ」・第8作「寅次郎恋歌」・第15作「寅次郎相合傘」・第32作「口笛を吹く寅次郎」・第48作「寅次郎紅の花」は重要でしょう。ほとんど駄作がないですね。以上の5本は大事ですが、第1作と第48作は<起>と<結>ですから、ファンだったら見なければならないですね。1本だけなら第15作が好きです。
いま、小津安二郎記念碑を建てることに日夜集中しています。私の生涯の夢に向かって走っています。夢中で。
まずはとりとめもなく書きました。 不一 吉村英夫
12月26日
先生、年末のお忙しい中、早速ご返事をいただき、恐縮いたしております。1月23日はみなさん楽しみにしてみえます。たくさんの質問が飛び交いそうです。よろしく。
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