昭和30年発売のキャラメルの中にアーモンドのかけらが入った「アーモンドグリコ」でヒットを飛ばした江崎グリコは、東京タワーが完成した昭和33年2月に「グリコアーモンドチョコレート」を発売しました。これは革命的で、チョコレートのひと山になんと1個丸ごとアーモンドが入っているのです。お値段は、1列並んだ30円と2列の50円。お小遣いが10円だった時代、これは高度成長期にふさわしい高価なお菓子でした。
確かに入っているのか?アーモンドが現れるまで噛み砕くのを辛抱して口の中で溶かしたり、半分に割って中のアーモンドを確かめたり、それはもう大変でした。昭和37年「アーモンドチョコレート」は、ベルギーでのモンドセレクションで1位を獲得、メダルが印刷されたパッケージが登場しました。この頃が、アーモンド君にとっては、もっともよい時代であったと想像いたします。
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