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花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

楽しい江戸の産品巡り

2025年04月16日 | レモン色の町

下総の国 野田(現:千葉県野田市)では、利根川と江戸川に囲まれた水運を生かし、大豆や塩を入荷して作り上げた醤油を一大消費地の江戸へ出荷しました。

大日本物産図絵より

醤油は葛飾郡野田 海上銚子等より出すこと夥(おびただ)しい 小麦を炒り 大豆に和して麹(こうじ)をつくり 塩を和して大桶に入れて 熟せしとき 布の袋につつみて〆器に入れて搾り 樽に詰めて諸国に出す 就中 野田のキッコーマン印は 上品にして八升六合入りを一樽と定む

亀甲紋に万の文字 キッコーマン醤油の歴史は古く、江戸時代初期からつくられていました。

江戸見物をしているような 楽しい本でした 図書館蔵

こうしてみると、なんと多くの物産品が国内で産出されていたことでしょうか。明治10年といえば、世間はまだまだ江戸時代。自給自足から輸出に目覚めたばかりでした。

東海道筋だけでも、伊賀の磨き砂・石炭、伊勢のあわび・熨斗あわび、尾張の扇・染物、三河の砥石・漆、駿河の竹細工・半紙、甲斐のブドウ・柿・干し柿、伊豆の椿油・炭、武蔵の錦絵・海苔、安房の水仙花・秋刀魚、上総の鰯・建干網漁、下総のすいか・醤油、常陸の養蚕・鯉などがつくられていました。

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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (伊勢の肩を持ちたい下総人)
2025-04-16 17:24:22
下総のすいかは初耳です。
四日市のながもちや桑名の焼蛤はどうなんでしょうね。
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Unknown (タケオです)
2025-04-16 18:59:09
下総のスイカは 掲載が無かったと思います もう一度調べてみます 
なが餅や焼き蛤は 産品と言えるのかなあ
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Unknown (タケオです)
2025-04-16 20:00:25
明治になって 武士の新しい仕事に 下総台地こ開拓があったようですがあったようですが スイカは昭和8年からになっています こりゃ 間違いや こりゃ 引っ越しや
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Unknown (タケオです)
2025-04-16 20:06:14
昭和初期になって 北総台地の開墾で生産量が飛躍的に増えたそうです 下総でのスイカ栽培は江戸中期からありました
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Unknown (伊勢生まれの下総人)
2025-04-16 21:50:11
江戸時代には下総には牧といわれる放牧地がありました。
それらの土地の名前には番号が付され、1番が初富。2番が二和。3番は?忘れちゃった😅。4番が豊四季。5番が五香。6番が六実。
因みに、私が今住んでいるところは11番目で十余一と呼ばれ、公園の名前に残っています。
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Unknown (タケオです)
2025-04-17 08:43:22
下総スイカ で検索したら 教育委員会のページにヒット 下総台地の開拓の説明がありました 先人の苦労が偲ばれます ところで 千葉と云えば 落花生ですよね
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Unknown (閑人の下総人)
2025-04-17 10:02:01
八街(やちまた)の落花生は有名ですね。
落花生を使ったお菓子もあるようです。
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Unknown (タケオです)
2025-04-17 12:16:00
千葉の落花生は美味しい 八街を やちまた と読むんですね わたしみたい またまた やっちまった
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