10月16日、四日市諏訪商店街振興組合の役員研修で“文の里商店街”と“あべのハルカス”へ出かけました。
文の里商店街は、戦後間もなく形成された百数十件の下町商店街。肉屋、魚屋、薬屋、乾物屋、洋服屋、家具屋と様々のお店が軒を連ねています。昨年のこと、商工会議所さんと電通さんから「ポスターを作らないか?」との提案があり、活性化の一環として全員で取り組んだということでした。百聞は一見にしかず。ユニークなポスターをWeb“文の里商店街”で文字検索をしてみてください。
この事業に電通さんは時間外仕事で無報酬。遊び心で楽しみながら作られました。ポスターの映像はインターネットで世界へ発信。国内はもとより中国や韓国からも視察団が来られるそうです。「視察ばかりでは売り上げにつながらない」とお思いでしょうが、ポスターの話題でお客様との対話が弾み、商店街全体が元気になることが大きな効果だと思います。
親切に対応していただいた 文の里商店街協同組合理事長の江藤 明氏にお礼を述べて、“あべのハルカス”前に建つ“キューズモール”を訪れました。同行していただいた四日市商工会議所の白藤直人氏によると、此処はハルカスとの相乗効果を狙い、数年前に完成した駐車場のあるショッピングモールです。
キューズモールは、東急不動産がつくりイトーヨーカドーをはじめ、主に東京方面の店舗が出店していて洗練された雰囲気です。飲食に力を入れているようで、3階のスカイコート横には13の飲食店が広いテーブル席を囲むように並んでいました。
今話題の“あべのハルカス”は近鉄百貨店・ハルカス美術館・オフィスフロア・マリオット都ホテルからなる都市型60階建てのビル。大勢の人が列をなして展望階を目指します。幸い好天に恵まれ、天王寺公園や四天王寺、通天閣が眼下に一望できました。
大阪に見た両極端の商店街。下町は下町の良さを売りに工夫を凝らして努力していました。毎年、8月末には文の里商店街の全商店がお店を閉めて“夜市”に取り組みます。お好み焼きや風船吊りなどの屋台が並び、毎年楽しみにしている地元の人々でにぎわいます。
おみやげは、あべのハルカス テラ・・・大阪らしいノリでした。
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