昭和32年4月27日。近鉄四日市駅が開業した頃。なんと美空ひばりが諏訪劇場へ来ていた。こわもてのお兄さんがこちらを見ている。今夜は特別な夜だ。ひばり見たさに、たくさんの人が押しかけた。大盛況と裏腹にあたりには緊張が走る。この年の1月13日、美空ひばりは東京の国際劇場で塩酸をかけられる事件に遭遇したばかりだ。
当時はまだ興業師的色合いが強く残っていた映画館主が、映画の合間に地方巡業の芸人に舞台を貸すことがあった。それにしても大物が来たものだ。
明らかにこわもてのお兄さん
注目する人は多い
平成30年12月30日午後3時30分の諏訪劇場跡
諏訪劇場角 左が入り口になる
美空ひばり興行が始まる
昭和32年の紅白歌合戦プログラム
最後は美空ひばりだった
本日の1番街通り 飲食店は忙しそうだ
昭和34年12月30日の諏訪劇場前
平成30年12月30日の諏訪劇場跡前