花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

カンバック!昭和商店街11<スワマーケットから西>

2018年12月01日 | レモン色の町

スワマーケットから西へ

昭和30年2月。諏訪駅が取り壊された跡に、広い空き地が残った。西から、パチンコ店、まるみや、スワン美容室の裏口、今村書店と並ぶ。その東に辻写真館へ抜ける狭い路地があって、奥に見えるのが諏訪劇場の大きな屋根だ。写真の左にスワマーケットが建っている。この道は、すでに取り払われている内部・八王子線沿いの道路だ。新しい駅へ通勤の人々がこの近道を通る。寒い日の午後。昼頃まで時雨れていた空がようやくあがった。ぬかるみの中を子供たちが遊ぶ。街のいたるところが遊び場になった。新しく出来た空き地を、僕が走る。

時は過ぎ、昭和31年8月30日。夏の宵。諏訪駅跡の空き地で「歌のびっくり箱・クイズ合戦」という催事が行われた。主催は江田町発展会。諏訪駅から南、中央通りまでが江田町だった。諏訪駅から南西へ伸びる内部・八王子線跡地が江田町西部地域会と呼ばれていて、江田町は今の一番街を包括するほど広かったのだ。大勢の人が集まっている。前を陣取った子供たちがキャラメル欲しさに舞台へと群がる。家にテレビは無い。暑さと退屈で街へ飛び出す。

ステージ南で営業中が、まるみやさん。照明が明るい。

またまた時は過ぎ、昭和33年8月17日。新しい駅から近道を通って来た男性が、イベント会場跡の空き地を横断する。??今村書店が閉店して建物が半分残っている。食堂に変わったのか?。男性の真後ろに建つのがまるみや。

コメント
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