昭和24年10月12日、戦後の日本を力づけるため、野球の本場アメリカからサンフランシスコ・シールズが来日、まず巨人と対戦して12対4で圧勝した。この会場で売られていたのがホットドックやコーラ、筆者も初めてコーラなるものを飲んでみたが、その味は・・・うえっ!
ということで、当ブログで第1位に輝いた“昭和の食と商店街 明治オレンジジュース”
の続編でアリマス。
2017年10月2日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街
ラムネの方がうまい?アメリカの味 コカ・コーラ発売開始(昭和32年 昭和こども新聞より)
過去にも、野球の試合会場で発売されたことはあったが、本年(昭和32年)5月8日、あの「コカ・コーラ」が一般販売された。すでに飲まれた読者もいるであろう。
評判はというと、残念ながらあまり芳しくない。とくにわれわれ子供には、ラムネやサイダーの方がずっとおいしく感じられる。なぜアメリカ人は、こんなものを好むのだろう?調べてみたら、もともとはコカインなども入っていた薬用ドリンクらしい。そうか、体にいいのか。なら、無理しても飲まねば。
注:このポスターはチョト新しい
当時は、酒屋さんが木箱に入った三ツ矢サイダーをガチャガチャと配達していた。それを上段に氷を入れた冷蔵庫で冷やす。コップに注いだ時のシュワ―ッという音と、コップに付いた泡の粒が忘れられない。少し遅れて出た瓶入りバヤリス オレンジジュースは少し高級であった(食堂では主にバヤリスオレンジでありました)。そして、アメリカさんからコカ・コーラの登場である。はじめて飲んだ時は、異様な色のなんと薬クサい飲み物かと思った。姪っ子がコーラの飲みすぎで、歯が解けたと聞いたことがある(コーラッ 飲みすぎはいかんぜよ!)。コーラ、チーズ、餃子、この昭和三大珍味は、はじめて口に入れたときが忘れられまっシェ―ン。・・・それがこんなに普及するとは!