新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

春の団らん

2008年03月21日 07時27分31秒 | コラム・エッセー

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春の団らん(タンポポ)  2007.3.26撮影

 昨日、雨の中を早朝に出発して、実家の墓参り。

 そのような空模様を嫌ってのことか、思いのほか高速道は渋滞していなかった。

 したがって、ほぼ想定通りの所要時間で往復できた。

 しかし雨中の墓参には違いなく、いろいろことで難渋したことはやむをえなかった。

 墓参りのあとは、例のごとく団らんタイムとなった。

 話題は主として昔話と現在の健康談議。

 私は長男なので生きてきた時間も多い。その分だけ昔話の持ち時間も多くなってしまった。

 また健康談議となれば、病歴の多さからいって私の持ち時間が多くなる。

 つまり、しばし独演会の様相を呈した。

 今になって、はしゃぎすぎた自分を反省している。

 私たち夫婦、実家を継いでいる次弟夫婦、妹夫婦、それに末弟の妻とその長男。

 2ヶ月ほど前、次弟の妻が家の中で転び、上腕部を骨折した。ほどんど回復し、現在はリハビリ中だ。

 高齢者にとって、転倒は大きなダメージを受ける。要注意事項の一つである。

 末弟の息子は別として、ほかのみんなもよく話していた。

 両親が元気な時は、ここまでの団らんには到らなかったと記憶している。

 両親が他界してからのほうが、腹蔵なく話ができる。

 兄弟たちの配偶者が話題に加われるからだろうか。

 激しい雨も降ったが、楽しい団らんのいっときだった。

 これも仏の功徳か。

 写真は昨年の春に撮影。

 タンポポが機嫌良く咲き揃っていた。

  まるで「春の団らん」の風情だった。

 

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初桜

2008年03月20日 06時03分20秒 | 写真俳句・エッセー

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初桜メールに友の訃報あり  

(2007年3月26日撮影)

 私の同期生たちは、ほとんどが第一線を退いている。

 そんなこともあって、かつては年に2回のゴルフコンペも、 この頃は年に3回行っている。

 今日、4月開催予定の最終連絡がメールで送られてきた。(もっとも私は、病後間もないので、すでに不参加連絡はしていた)

 そのおり、有力メンバーだったS君の訃報を伝えてきた。

 コンペの出欠を問い合わせた幹事あてに、S夫人から急逝の連絡があったとのこと。

 肺癌手術のための入院中、肺の中の血管に血栓が詰まったらしい。

 すでに葬儀の一切は済んでいたとのことであった。

 今年の冬は暖冬か?との予報に反して、いっとき寒い日が続いた。珍しく雪も降った。

 花々の開花も、昨年よりは遅れているように思う。

 しかしここのところ暖かくなってきており、薄いコートに替えて外出し始めた。

 桜の蕾も春本番に向け、ほころびかけてきていた。

 初桜が咲こうという矢先の訃報であった。

 (写真は昨年3月26日撮影)

   初桜メールに友の訃報あり    鵯 一平

 今日は、彼岸のお中日。これから実家へ墓参に向かう。高速道路で茨城県北部へ。

 安全第一の運転に徹して行ってくる。

 

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お墓の問題

2008年03月19日 11時58分52秒 | 身辺雑記

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伝える(タンポポ)  2007年3月26日

 写真は昨年3月撮影のタンポポ。

 綿毛がわずかな風にも飛びそうな風情。 

 昨夜、団塊世代の後輩たちとイッパイ。

 ワイワイガヤガヤとやっている内、お墓の話題となった。

 みんなが気になっている問題なのだ。

 後輩たちも私と同様、地方から東京に出てきて、新家庭を築いていた。

 跡継ぎの立場であれば、実家のお墓が気になっている。

 天皇家と比べるべくもないが、「家」をどのようにつないでいくのかも、考えなければならない問題なのだ。

 私は長男だが、弟が実家を継いでくれているので、問題はない。

 実家の跡継ぎでない者にとっては、自分の墓地を求める問題がある。

 自分の遺体をどのように始末するか。

 夫の気持ちと妻の気持ちがあっているのかどうか。

 宗教の食い違いがあったらなおさら複雑だ。

 子供たちの意向を無視して決めることもできない。

 散骨が広く取り沙汰されているが、それぞれの宗教観もあって、簡単には決まらるものでもあるまい。

 少子化も問題を少しばかり複雑にしている。

「孫は女の子ばかり。配偶者によっては、わが家の墓守をしてくれるかどうかも保証がない」

 こんな悩みもありそうなのだ。

 わが家のお墓は都内にあり、息子の嫁が葬られている。

 その点からみれば、お墓の問題は息子まで伝わった。

 しかし、孫がどのようにしてくれるかまでは分からない。

 今後の世相や習俗の変化によって、葬る形も変わって行くかも知れない。

 私たち夫婦にできることは、先祖や親を崇敬している姿を、息子や孫に見せることで心を伝えるだけなのだろうか。

 今のところ、私たち夫婦か息子が、お墓の掃除をしている。

 いずれ孫娘も、掃除などに連れて行こうとは思っている。

 タンポポは綿毛に委ねて種を飛ばそうとしている。

 お墓の問題をはじめ伝統や習俗をどのように伝えるか、大きな問題の一つに違いない。  

 

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しっちゃかめっちゃか

2008年03月18日 08時25分02秒 | 身辺雑記

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しっちゃかめっちゃか 2007年11月25日

「しっちゃかめっちゃか」な話である。

 昨日は彼岸の入り。

 まずはわが家のお墓にお参りし、その後、カミさんの両親や兄たちの家のお墓にもお参りをした。

 私とカミさんの年中行事だ。

 私の実家には両親の墓があり、お中日にお参りする予定としている。

 墓参りの後、長兄の家での団らんも、ほぼ恒例だ。

 昨日は多少異なっていた。

 カミさんは5人の兄がいる。末の子供としてカミさんが生まれた。

 したがって、カミさんの実家では私が末弟。

 そのような家族構成なのだが、近頃はそれぞれの生活があり、一同に会することは滅多にない。

 ところが、昨日は4人が集まっていた。

 私の健康問題を漏れ聞いていた次兄が、みんなに声をかけたらしい。

「×▲男くんがガンらしい。3カ所を切り取ったという話だ。集まれ!」

 とまあ、こんな主旨で集まっていたのだ。

 もう会えなくなるかもしれないので……、という主旨があったらしい。

 面食らったのは、私とカミさんだ。

 病気の一部始終を説明させられた。

 気にかけてくれるのはありがたいとは言え、詳細な説明はもはや飽きていた。

 病歴は豊富な人たちなのだが、なにしろ古い知識しか持ち合わせていない。私の現状を理解できそうもないのだ。

 極めて悲観的だったり、とてつもなく楽観的だったり……。

 次兄は20年前、妻をガンで亡くしている。手遅れとかで「医者に見放された」という感じだ。

 私の場合もそのように理解していたらしい。

 私とカミさんの説明では、納得できた顔にはならなかった。 

 酒も入ったので、その場は「しっちゃかめっちゃか」な状況となった。

 心配してくれているのはありがたいが、思い込みの激しい老人相手の説明は面倒くさい。

 いい加減うんざりした。

 写真は、昨年11月撮影。

 何種類かの鴨が、寄り合い競り合いしていて、混乱状態を呈して泳いでいた。

 あっちを向いたり、こっちをむいたりの鴨たち。

 昨日の兄たちと別れた後、この写真を思い出し、引っ張りだした次第である。

 昨夜の就寝直前、後輩たちから突然の電話があった。

「『人情○×◇会』を発足したから会長になれ!」という乱暴な内容だった。

 酒を呑んでいるので、すこぶる元気がいい。

 承諾を強要されたので、訳もわからず、取りあえずは「諾」とした。

 いずれかの機会に紹介したい。 

 これから仕事場へ。

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平凡こそのめでたけれ

2008年03月17日 07時05分06秒 | 写真俳句・エッセー

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菜の花や平凡こそのめでたけれ(2007.3.16)

 菜の花は群がって咲いていることが多い。

 鮮やかな黄色なので、遠くからでも気づきやすい。

 近づいて見ると、芳香が一帯に漂っている。

 しかし一つ一つの花は、強く自己主張しているわけではない。

 淡々と咲いているのだ。

 菜の花には、もともと貴婦人の風情はない。

 孤高の気配もない。

 それぞれが他の花を気遣っている様子もなく、気遣いを強いたりもしていない。

 私はそんな菜の花が大好きだ。

 菜の花の生き方に憧れている。

    菜の花や平凡こそのめでたけれ   鵯 一平

 今日は彼岸の入り。

 これから墓参に行ってくる。

 わが家の墓(息子の嫁さん)とカミさん一族の墓。

 私の両親については、少し遠いのでお中日に墓参の予定。

 平凡で穏やかないい一日を過せればありがたい。

 なによりも、めでたいことである。

 

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