新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

ものの芽

2008年03月04日 08時28分16秒 | 写真俳句・エッセー

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ものの芽やトラウマ消えし兆しなり

 今日はいい日和であった。

 カメラを肩に、近所周辺を散策した。

 菜園の枯れた垣根から、小さな芽吹きがあった。さっそくレンズに頂いた。

 主治医の一人が、2月一杯で定年退職となった。ほぼ20年もの間、部長でありながら、私の血圧をコントロールしてくれていた女医(Gさん)さんだ。

 G部長の最後の診察の時。

「辞めるにあたって、○▲さんに、一言遺言しますよ」 、と冗談とも言えぬ顔で言った。

「え!?」 呆気にとられたのは私だ。

「あなたの癌に対する考えは、今後大きく変えたほうがいいですよ!医療技術はどんどん進歩しています。早期であれば、ほとんど治ります。恐怖感はもうありません!」

 G部長の託宣なのだ。

「はい、はい、そうします」 

 小声で受け応えをする私。まことにみっともない仕儀だったが、それがG部長のお別れ診察であった。

 私は女医さんに縁がある。

 胃癌の発見と手術は女医のA先生であり、腎臓癌を発見するキッカケもA先生だった。

 A先生もほかの病院へ転勤してしまった。診察最後の日、先生の前でカミさんの曰く。

「A先生、ウチの旦那に先生のオッカケをやらせていいですか?」

 A女医も笑って、「ええ、結構ですよ。歓迎しますわ」と言った。

「ただし、癌に対する考えを変えてから来てくださいね。もう癌を恐れている時代ではありませんからね」

 と、念を押された。

 ちなみにA先生は30代後半の美人。

 私の母親は50年前、胃癌で死んだ。そのことがあったので、私は癌がとても怖かった。

 もう一人、生命を助けてくれた女医さんがいるが、この件はあとの話としたい。

 その方は、もう他界している。

 そのような経緯から、今日の俳句が生まれた。

   ものの芽やトラウマ消えし兆しなり   鵯 一平

 これから仕事場へ。

 

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