草萌えや塞ぎし胸の煽りたる 冬枯れ時代の大地は、冷たく鎮まりかえっていた。
そこから草が萌え始めた。
天地の理か自然の営みか。
いかに横着者の私でも、天の摂理には逆らえない。
それどころか、「待ってました!」とばかりに声をかけたくなる。
草萌えのエネルギーに煽られれば、厭が応にも活発に動き出さなければなるまい。
いつまでもチンマリしているわけにはいかないぞ。
それが春なのだ。
草萌えや塞ぎし胸の煽りたる 鵯 一平
これから仕事場へ。
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