![Simg_2350ta Simg_2350ta](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/60/f6e98570e45c58a3143fa62ac2d0eda3.jpg)
3月3日の散策のおり、ふっと足を止めた。美しい芽吹きがあった。
この写真は、記事と関係ありません。
薬害エイズ事件裁判で、厚労省の元課長が有罪判決を言い渡されたとき、
「どうして……?」と、厚労省幹部は言葉を失ったそうだ。
もちろん元課長本人も「これでは公務員は仕事ができない」と言っていた。
冗談じゃない!考え違いもはなはだしい。
しかし彼らの論理は、
「行政は一人の考えで動くものではないので、個人の責任ではない」となっているらしい。
最終責任はもちろん組織にあるが、「データ収集の責任」とか、「判断責任」は担当にもある。
だからい「消えた年金問題」でも「グリーンピア問題」でも、責任は問われなかったのだ。
「政治は三流でも経済は一流」とか、「政治家が能力なくても官僚機構がしっかりしているので盤石だ」などと言われてきたが、つまりは責任を明らかにしなかっただけなのだ。
政治家、特に大臣の無能力に原因の一つはあったろう。
なにしろ行政に通じていなくとも、当選回数で大臣になれたのだ。
「本件は大事なので、事務方に回答させます」、と言ってはばからない大臣がいた。
官僚の誤りを指摘して改めさせるべき政治家が、そのような能力だったので、官僚体制が政治のチェックを受けずに過ごしてきた。
政治に能力がなかった。仕事だとも思っていなかったのだ。
つまり「面従腹背」で通してきた。
官僚は顔では政治家に従ったふりをしても、腹の中では背いていた。
堂々と背いていられたのだ。
それが「戦後体制」だった。
「戦後レジームからの脱却」を掲げて登場した安倍前首相に、そこを期待していたのに、残念でならない。
道路行政や農水行政なども、同じ状況ではなかろうか。
農薬入り冷凍食品問題にしても、国民が安心できるようなピリッとした対応ができていない。
むしろ中国の顔色を伺っている感じすらしている。
官僚機構にメスをいれる政治を、切なる思いで待っている。
我々は官僚を選べない。
だから、官僚を管理コントロールできる政治体制に変えよう!
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