新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

孤鴨の惰眠

2008年03月13日 12時35分22秒 | コラム・エッセー

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孤鴨の惰眠   2008年3月9日
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 たまたま撮った杭の上の鴨です。

 杭の上で惰眠をむさぼっている様子が面白く、パチリとしました。

 鴨の生態からすれば、きっとこの様子は必然的なものであり、決して惰眠ではないのでしょう。

 野鳥や鴨の生態に不案内な私なので、「孤鴨の惰眠」と思い違いをしているに違いありません。

 さはさりながら、様子を見る限り、我が国の現況と似通っているではありませんか。

 さきほどテレビで、国会中継を流しておりました。参院予算委員会です。

 なんとやらいう自民党委員が、質問を始めました。

 今日まで寝ていた野党議員の出席に対し、敬意を表することから始めたのには驚きです。

 本来は、審議をストップしていたことについて、国民に対する詫びから入るべきではありませんか。

 そして首相に対する最初の質問は、「イージス艦事故に対する見解」を求めておりました。

 政府も与党も、野党も含め、まるで寝ぼけマナコです。

 ドルが売られ、円が100円台までに高くなりました。

 そのような国際金融状況の中で、日本の政治は、日銀総裁を決めきれずにおります。

 対応が遅い割りには、対応をしないまま、「毒入り冷凍餃子」は過去の問題となってしまいそうです。

 中国の捜査当局は、「中国国内で農薬が混入された可能性はない」と、公式見解を出しています。

 日本の検察庁は、即座に強く反論しておりましたが、政府としては、まったく腰の引きっぱなしです。

 日本人の生命より、日中友好が大切」、と考えているとしか思えません。

 福田首相の目線の置き方と弱腰が、おおいに気になります。

 北朝鮮とアメリカは、「北朝鮮のテロ支援国家」指定について、論議されている様子です。

 めまぐるしく動いている国際事情の中で、今や日本はひとりぼっちです。

 諸外国と肩を並べている対等の国家として、存在を主張しているのでしょうか。

 まるで孤独な鴨です。

 その弧鴨が、いつまで惰眠をむさぼっているのか、心配でなりません。

 

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コメント (20)
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