写真は昨年3月撮影のタンポポ。
綿毛がわずかな風にも飛びそうな風情。
昨夜、団塊世代の後輩たちとイッパイ。
ワイワイガヤガヤとやっている内、お墓の話題となった。
みんなが気になっている問題なのだ。
後輩たちも私と同様、地方から東京に出てきて、新家庭を築いていた。
跡継ぎの立場であれば、実家のお墓が気になっている。
天皇家と比べるべくもないが、「家」をどのようにつないでいくのかも、考えなければならない問題なのだ。
私は長男だが、弟が実家を継いでくれているので、問題はない。
実家の跡継ぎでない者にとっては、自分の墓地を求める問題がある。
自分の遺体をどのように始末するか。
夫の気持ちと妻の気持ちがあっているのかどうか。
宗教の食い違いがあったらなおさら複雑だ。
子供たちの意向を無視して決めることもできない。
散骨が広く取り沙汰されているが、それぞれの宗教観もあって、簡単には決まらるものでもあるまい。
少子化も問題を少しばかり複雑にしている。
「孫は女の子ばかり。配偶者によっては、わが家の墓守をしてくれるかどうかも保証がない」
こんな悩みもありそうなのだ。
わが家のお墓は都内にあり、息子の嫁が葬られている。
その点からみれば、お墓の問題は息子まで伝わった。
しかし、孫がどのようにしてくれるかまでは分からない。
今後の世相や習俗の変化によって、葬る形も変わって行くかも知れない。
私たち夫婦にできることは、先祖や親を崇敬している姿を、息子や孫に見せることで心を伝えるだけなのだろうか。
今のところ、私たち夫婦か息子が、お墓の掃除をしている。
いずれ孫娘も、掃除などに連れて行こうとは思っている。
タンポポは綿毛に委ねて種を飛ばそうとしている。
お墓の問題をはじめ伝統や習俗をどのように伝えるか、大きな問題の一つに違いない。
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