新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

「ドジ」の記憶

2008年03月26日 11時40分03秒 | 処世雑感

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桃の花から菜の花畑 2008.3.23

 一昨日とは逆に、桃の花から見た菜の花畑。

 桃の花をアップにしたため、菜の花畑がボケた。 

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八分咲きの桃の花 2008.3.23

 上の写真は、桃の全景。まだ八分咲き程度だろうか。

 今日あたり、きっといい雰囲気で咲いていてくれるとは思うのだが、今のところはその予定はない。

 写真と今日の記事とは関係ない。

 
 この世に生まれ、「ドジ」を踏んだことのない人は、皆無ではなかろうか。

 私など、数えたらキリがないほど繰り返している。

 二度と口にできないような「ドジ」も、幾つかはある。
 知られたら「人にあるまじき」とか、「そこまでドジかいな」といった類のものだ。
 ひどい話については、今後も絶対に口にせず、墓場まで持って行くしかない。

 今日の話は、今になってみれば、「へー、かなりなオッチョコチョイなんだねえ」ですみそうな話である。
 少なくとも私は、その程度に軽微な「ドジ」と認識している。

 私たちの世代から学制改革が施行され、「六三制、野球ばかりがうまくなり」の時代に、花の少年期を過ごした。
 つまり、明けても暮れても野球ばかり。

 昭和25年に高等学校に入学したのだが、まだまだ野球が少年たちの中心にあった。

 甲子園を目指す球児ほどに上手でなくとも、街には野球の機会があふれていた。
 町内対抗野球、職場対抗野球。
 有志が作っているクラブ的なチームも、あちこちに散在していた。

 私はそんなチームの一員だった。

 しかも、異なる二つのチーム(仮にAチーム、Bチーム)に所属していた。
 プロの二重契約ほどの悪質性はなく、員数が足りないチームへの助っ人感覚だ。

 ある日曜日、▲△グランドで試合をすることになった。
 私のドジはそこから始まった。
 Aチームが試合をするものだと、すっかり思い込んでしまっていたのだ。

 当日、私は定刻に合わせて、▲△グランドへ出かけて行った。
 もちろん、Aチームのユニホームを身につけてのこと。

 ところが、集まっている顔ぶれはBチームのメンバーであった。
 当然のことながら、全員Bチームのユニホーム。

 チームメートは怒ったり呆気にとられたり。

 時はすでに遅く、間もなく試合開始である。
 ユニホームを着替えに戻る時間はなかった。

 チームメートの冷たい視線にさらされながら、Aチームのユニホームを着たまま、試合終了を迎えた。
 勝敗についての記憶はない。 

 罪のないドジではあった。

 

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辛夷と薔薇の芽

2008年03月25日 06時51分52秒 | 写真俳句・エッセー

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咲き初めし辛夷 2008年3月23日

 昨日は一日中雨模様だった。

 それに引き替え、一昨日の日中はいい日和。

 陽気に誘われ出た折に撮った辛夷である。

 まだ五分咲き程度だったが、つんと青空に伸びきった枝で、初々しく咲き始めていた。

 一週間後が楽しみだ。

 桜の蕾もまだ固かった。見頃は一週間後だろうか。

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薔薇の芽に一瞥されて走り過ぐ

 薔薇園では薔薇の芽が勢いよく芽吹いていた。

 猛々しい棘の軍隊を整列させて、女王の愛娘らしく堂々たる風情だ。

 薔薇の芽は、この世に恐れを感じていない。

 通行人を一瞥する矜持を備えている。

 そのような中で、私は丹念に撮りまくった。

 従って、走り過ぎたのは私ではない。

   薔薇の芽に一瞥(いちべつ)されて走り過ぐ  鵯 一平

    これから仕事場へ。

 

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菜の花の向こうは桃

2008年03月24日 11時07分02秒 | コラム・エッセー

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菜の花畑から桃を見る 2008年3月23日

 春の陽気に誘い出されて、昨日は市民の森付近を散策。

 ついでに菜の花畑に行ってみた。

 見頃とまでは言えなかったが、よく咲いていてくれた。

 畑の向こう側に道路があり、道路ぎわに桃が咲いていた。

 道路にはガードレールが設置されている。また、道路標識や電線も張られていて、写真にとっては大迷惑。

 そのような妨害物を、なんとか菜の花の厚化粧で隠したつもり。

 撮り終わって桃の木側に廻ったら、畑の持ち主らしきおじさんがいた。

「今年の菜の花、どうですか?」

 花の咲き具合の質問らしい。

「まあ、ちょっと痩せているかなあ」と、私は答えた。

「そうなんですよ。若い者にまかせたら、肥料が足りなくて……。これじゃあねえ」

 おじさんの弁だ。

 花の一つ一つに、盛り上がってくるような迫力がない。

 もともと菜の花は、自己主張をしない控えめな面があるのだが、今年は痩せすぎている。

 畝と畝の間の地面が、黒々と見えている。葉も繁っていない。

 おじさんは不満を漏らしていた。

 私も満足出来ない菜の花だが、花にとっては迷惑な話だ。

 好き好んで痩せて咲いたわけではない。

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スリムな菜の花(?)  2008年3月23日

 スリムな菜の花とお思いですか?

 

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春昼

2008年03月23日 15時15分44秒 | 写真俳句・エッセー

 今朝は勇んですっ飛び出た。

 市民の森では、花々が咲き競っているはずだ。

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サンシュユ(山茱萸)その1   2008年3月23日

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サンシュユ(山茱萸)その2  2008年3月23日

 サンシュユが満開だった。別名をハルコガネバナというだけあって、黄金色に光っていた。

 中国や朝鮮半島から、渡来してきたものらしい。

 薬草として使われたらしいが、詳細は勉強していないので分からない。

 暖かだったので、家族連れが多かった。

 子供連れの若い夫婦が多かったのは、いつもの通りである。

 偉いなあ、と、またもや感嘆した次第。

 広場の片隅に、三輪車が置き忘れてあった。

 いずれ戻って来るのだろうが、その時点では、それらしき人やグループはいなかった。

 眠くなりそうな春の昼だった。

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春昼や主の去りたる三輪車

 世の中には、色々な忘れものがある。

 電車の中に、骨壺まで置き忘れていく例があるそうだ。

 たまたま忘れたとは思えない。

「へーっ」とは思うが、「事情があったのかなあ」程度で、心の整理をつけている。

 しかし、ことが子供の玩具の場合は、簡単に割り切れず、どの子だろうかとキョロキョロしたりする。

「玩具が可哀想」

 そんな心情なのだが、心の裏に、小さな子供の落胆した顔が浮かんでくるのだろうか。 

 そのような私って、少しヘンかもしれない。

   春昼や主の去りたる三輪車    鵯 一平

 

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政治は只今漂流中

2008年03月22日 07時08分41秒 | コラム・エッセー

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菜の花畑を走る     2007.4.1

 昨年の4月1日、菜の花畑の向こうを私鉄電車が走ってきた。

 眠たいような顔をした電車だ。

 今年はまだ、その付近に行っていない。

 この写真は、記事とは無関係。 

 TVニュースによれば、21日の午前中国会内において、日本銀行の二人の副総裁に対し、辞令が交付された。

 国際的な金融激動の中、日本銀行は総裁が空席のままで新体制がスタートした。

 白川新副総裁が、総裁代行をつとめるとのこと。

 政治の無策が、かかる事態を招いたのだ。

 日銀総裁の不在は、日本経済に悪い影響を及ぼしかねない。

 国際的な信用も失墜する。

 まして今は、サブプライムローン問題で、アメリカの景気後退が懸念され、円高ドル安が進行しているのだ。

 重ねて言うが、政治は無策だった。

 端的に言えば、民主主義は多数決で決する。

 両院がねじれ現象を起こしているのだから、与野党の突っ張り会いだけでは堂々巡りとなるのは理の当然なのだ。

 となれば、次は知恵の出し合いではないのか。

 突っ張り会いだけではなく、協議することも民主主義。

 日銀総裁の空席に対する問題意識が、政府与党にも野党にもなかったのだろうか。

 政治の幼さを、改めてまざまざと見せられた思いだ。

 統治能力のない福田首相と、この問題を政争の具と企んだ小沢代表の責任は大きい。

 国民は大根役者の臭い芝居はゴメンだ。

 新年度の予算案の審議も大詰めを迎えている。

 道路特定財源の扱いをはじめ、日切れ法案はどうなるだろうか。

 今後の推移によっては、国民生活の混乱を招きかねない。

 日本の政治は、只今漂流中。

 福田首相と小沢代表の腹を据えた対応を、私はしっかりと見届けたい。

 恒例の外出です。(イソイソ……)

 

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