菜の花は群がって咲いていることが多い。
鮮やかな黄色なので、遠くからでも気づきやすい。
近づいて見ると、芳香が一帯に漂っている。
しかし一つ一つの花は、強く自己主張しているわけではない。
淡々と咲いているのだ。
菜の花には、もともと貴婦人の風情はない。
孤高の気配もない。
それぞれが他の花を気遣っている様子もなく、気遣いを強いたりもしていない。
私はそんな菜の花が大好きだ。
菜の花の生き方に憧れている。
菜の花や平凡こそのめでたけれ 鵯 一平
今日は彼岸の入り。
これから墓参に行ってくる。
わが家の墓(息子の嫁さん)とカミさん一族の墓。
私の両親については、少し遠いのでお中日に墓参の予定。
平凡で穏やかないい一日を過せればありがたい。
なによりも、めでたいことである。
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