「テロ特措法」は難しそうだと考え、政府・与党は「新法」で対応しようとした。
闇雲に「海上給油」を継続させようとの魂胆なのだ。
そんか肝腎な時。守屋前防衛事務次官のゴルフ疑惑が浮上してきた。
小池百合子前大臣との間で、自らの人事にからみ、スッタモンダをして、その結果として退官したばかりだ。
事実のほどは今後の調査に委ねられるのだろうが、夫人同道の接待ゴルフでは、言い訳も立つまい。まして、偽名を使ったとなれば、もはや確信犯だ。
そのような不祥事を抱えながら、自らの人事に不承知を述べ、大臣と対立したのだから、守屋氏の厚面皮にもあきれたものだ。
事実がどこまでなのかは知らない。しかし、官僚のトップにとっては、問題を提起されただけで、落第だ。国益を大いに損ねた。
日本の政治風土は貧困だ。薄っぺらだ。
優秀な政治家ばかりではないので、官僚依存になっている。つまり、官僚は自分たちのやりたいことを、政治家を使ってやっている。小泉さんがやった「郵政民営化」は例外中の例外だ。
あれは、アメリカのやりたかったことを、小泉さんがやらされた悪い例だ。
外交も産業政策も、防衛すらも、官僚のシナリオに従って、政治家が動かされている。
この悪弊をブチ破るのが選挙なのだが、残念ながら、言い政治家は少ない。
選挙民が悪いのだろう。「オラガ先生には、道路のカネを持ってきてもらいたい」という類が多すぎる。
わが政治生命を賭け、国政を糺す意気のある人は、選挙に出られない。
オラガ先生を選ぶ選挙民が、意識を変えないと、日本は衰退する。
今は「民主主義」ではなく、「政官主主義」です。
写真は、一昨年に裏磐梯で撮影したもの。
10月9日に投稿した写真と近傍。
古い写真を持ち出すようでは、我ながら情けない。
新しい天地を求めて、撮影旅行をしたいものだ。
まだまだテーマは幾つも残っている。