新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

本態性振戦ってご存じ?

2007年10月12日 06時37分19秒 | 身辺雑記

Simg_0552  秋深き秋元湖の未明。

 平成16年10月16日、朝5時50分撮影。

 美しい日の出を撮るつもりで三脚を立てて待っていたのだが、お日様のご機嫌が悪く、一時も顔を覗かせてくれなかった。



 
私は「本態性振戦」です。「振戦」とは、ふるえることです。パーキンソン病の症状も「振戦」が出るようです。私の場合、左手の手首から先が小刻みにふるえます。

 私の「ふるえ」は高校生のころからでした。いろいろの精密検査の結果、「本態性振戦」となりました。つまり、「原因がはっきりしないふるえ」という診断です。

 学生やサラリーマン現役のころは、人の手前もありますので、内服薬でふるえを止めておりました。昔の麻雀は全自動でなかったため、大変に不便でした。名刺交換も大いに困りました。だから、薬の服用は必須だったのです。

 酒宴はもっともつらい場面です。左手では御銚子も杯も持てません。そこでふるえたりしたら、「アルコール性中毒症」の誤解を受けてしまいます。

 だから、薬の服用は欠かせませんでした。

 しかし、一線を退いたとたんに、医師から、薬の服用をやめるように強く勧められました。

「手のふるえくらい、いいじゃありませんか」、という理由です。
「普通の人はふるえていないではありませんか」、と食い下がる私。
「ほかの人と違うからといって、病気とは限りません。あなたの個性です!」
 医師は引き下がってくれませんでした。薬の副作用がイヤだったのでしょうか。

 医師の言葉には説得力がありました。だから今は、薬を飲んでおりません。
 だから、左手はふるえています。体調が悪いと、ふるえがひどくなります。

 左手なので、「書くこと」、「食べること」、「囲碁の石を持つこと」などに支障はありません。麻雀も、今は全自動になったため、左手は使わないで済みます。便利な世の中です。

 問題点と言えば、「見た目」(こちらから言わなければ、気付きません)、「パソコンのキータッチ」、「カメラの微妙な操作」などに支障があります。自動車のギヤ操作などの力仕事には、まったく影響はありません。

 実のところ、私は左利きなので、傍目以上に不便はあるのですが、
「あなたの個性です!」、という医師の強いセリフに、すっかりシャッポを脱いだ次第です。

 加齢と共に、少しずつふるえはひどくなってきております。しかし、多少は不自由な左手でも、工面しながら、日々、カメラやブログを楽しんでいる次第です。

 弱音っぽかったかなあと、少し反省をしながら、キー操作を終わります。  

 

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コメント (8)
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