体調を崩すなんてことは、私にとっては日常的なこと。決して驚くほどのことではない。
しかし、一両日も床に臥せっていれば、日頃は見落としていたものに気付いたり、感じなかったことを感じたりした。
猫の額ほどの庭が、草ぼうぼうとなった。
２～３日で草が伸びたわけではない。気付かなかった。イヤ、気付きたくなかったんだな。
「早く草むしりをしなくちゃネ……」と思ったりする。私は草むしりが大嫌い。
携帯メールが幾つか溜まっていた。日頃はあり得ないチェックミスだ。
もちろん、緊急のメールなどあるはずがない。
老人が一日臥せることは、若い人が一週間も臥せったことに近いのかもしれない。
それでも、ブログだけは開いた。
みんな頑張っているんだなあと、羨ましく思いつつ、感心しながら見せてもらった。
「ご飯はどうするの？」、というカミさんの問いかけもない。
寝たいだけ寝せておけという魂胆なのだろう。
ソッとして貰っているいい面と、かまって貰えない淋しさがある。勝手なものだ。
こんな感懐は男特有なのか、それとも私の個性なのか。
難病で闘病中の方のブログには、驚きを感じる。みんな強い。闘っていて、見事だ。
それに引き替え、なんと私の弱いこと。
弱いだけなら許せるが、自分の大変さをオーバーに訴えていて、鼻持ちならない。
せめてこの程度の反省がなければ、病気を与えてくれた神様に申し訳ない。
闘病中の皆さんには、まったくのところ顔向け出来ない心境だ。だが、せっかく書いたブログなので、削除する気持ちにはなれない。これでは、まるで恥の上塗りなのだが……。
ミャンマーでは日本人報道マンが、銃口の前で倒れた。
今後、難しい論議が出てくるのかもしれない。
このような世迷い言を書いていられるのだから、造物主には感謝しよう。
こんな気持ちになれたことが、病気の効用かな？
ヒョットして、これ, 自虐ブログ？
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