新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

食品偽装問題

2007年10月25日 07時11分01秒 | 身辺雑記

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                    秋の薔薇 10月22日撮影

 連日のように偽装のニュース。ミートホープの社長ら4人が逮捕された。

 宮崎のうなぎ、比内地鶏、赤福など、次々と暴かれる。暴かれ始まると、追い打ちを掛けるように新事実が暴かれる。
 まるで、「まだまだあるんだぞ!」と言わんばかりだ。内部告発があるのだろう。

 4~5日間姿をくらましていた比内地鶏の社長が、記者会見をした。

「死のうと思って、4~5日間家内と山の中を彷徨っていました。どうもすィませんでした」という会見であった。

 その会見によれば、「比内地鶏薫製」は、売り出し時から「廃鶏」だったと言う。つまり消費者は、「廃鶏」を「比内地鶏」と思って食べていたのだ。味なんか分かりはしなかったということにならないか。騙して売りつけていた会社はとんでもないが、知らずに、「旨い、旨い」と食べていた消費者の舌もいい加減なものだった。

 我々は、ブランドに弱すぎないか!

 私は味にうとい。比内地鶏であろうが名古屋コーチンであろうが、安全であれば文句は言わぬ。その代わり、値段はそれ相応のものでないと困る。味にこだわる人は、大いにこだわっていけばいい。当然のことながら、こだわりの人はその分値段も高くなる。

 偽装の素地作りに、我々も知らず知らずに、かかわっていたのではないか!

 旨いものを安く食べようというのは、これもまた消費者としては当然のこと。

 同じものを余所より安く売って、売り上げを伸ばそうと考えるのは、これもまた、商売の常道だ。

 そこのところから偽装の問題が出てくる。

 「同じものを余所より安く売って……」から出発して、「少し質を下げても消費者は気づかないのだから……」となり、「偽装して高く売ろう」になっていく。

 赤福の問題は、それとは異なるようだ。「売り上げ量の日々の変動に、効果的に、かつ経済的に対処しよう」という観点から出発し、次第に麻痺し、あそこまでいってしまったのだろうか。

 偽装せずに堂々と明示し、価値判断は消費者に委ねるようにしてほしい。

 外国産を国内産と偽るなど、もってのほかだ。

 私にとっては、安全が第一。二番目に値段。味はそこそこ。ブランドは分からない。

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コメント (9)
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