10月20日付記事で予告した原発問題に関する「重要発表」を行う。
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40年間にわたって福島原発に反対する運動を一貫して続けてきた石丸小四郎さん(双葉地方原発反対同盟)に、今年度(第23回)の多田謡子反権力人権賞が授与されることが決まった。この賞は、1986年に29歳の若さで亡くなった人権派弁護士、多田謡子さんの業績を記念して、社会的弱者の人権のため権力と最も鋭く闘ってきた人に対し、毎年1回贈られる名誉ある賞である。福島原発との闘いの分野からは「脱原発福島ネットワーク」も受賞した。このネットワークは、佐藤和良・いわき市議らが中心となって福島原発反対運動を行ってきたグループである。
なお、このほかの受賞者は、女性の人権向上のために活動を続けてきた佐々木静子さん、「不法滞在」の外国人の人権のための活動を続けてきた「ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY」である。
石丸さんをこの賞に推薦したのは当ブログである。当ブログが石丸さんを推薦した理由、及び受賞理由については次のとおり。石丸さんの人となりについては、以下の新聞記事が参考になる。
●反原発運動40年/石丸小四郎さん(朝日新聞)
●福島原発の地元反対同盟 闘い40年 石丸小四郎さん(北陸中日新聞)
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●当ブログによる推薦理由
石丸さんは、1964年から福島県富岡町に移住。原発反対運動の中心的存在だった社会党議員・岩本忠夫氏に誘われ福島原発反対運動に携わる。後に、岩本氏が電力資本の金の力に屈し、社会党を離党して原発推進派に立場を変える裏切りの中で、双葉地方原発反対同盟の中心として一貫して原発の危険性を訴え続けた。
福島第一原発の事故が起き、孤立した闘いを強いられてきた石丸さんの懸念が現実のものとなった今、40年にわたって信念を曲げずに闘い続けた石丸さんを勇気づけるとともに、すべての反原発運動を闘う仲間を励まし、原発事故を福島で最後とするため、石丸さんを本賞へ推薦する。
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●受賞理由
(多田謡子反権力人権基金運営委員会サイトから)
石丸小四郎さんは、「原発は放射能による環境汚染や労働者被曝による健康被害を不可避なものにする」という認識から、1972年に結成された双葉地方原発反対同盟に参加し、福島原発でたびたび起きた放射能漏れ事故を告発、福島第二原発の建設反対運動にも取り組むとともに、原発労働者の被曝問題にも当初から取り組み、労災認定の支援活動も続けてきました。原発銀座とも言われた集中立地で建設が進み、切り崩しによって運動が縮小していく困難な状況の下で40年にも及ぶ反対運動を続けてきたことは驚嘆に値します。十分な地震・津波対策もなく運転継続されていた福島第一原発がまき散らした放射性物質は、双葉地方一帯を甚だしく汚染し、石丸さんたちをも故郷から追い立てましたが、石丸さんは再度いわきの地から原発に対する告発の運動を再開しています。石丸さんの40年に及ぶ原発との闘いへの共感と今後の運動への期待を込めて、多田謡子反権力人権賞を贈ります。
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40年間にわたって福島原発に反対する運動を一貫して続けてきた石丸小四郎さん(双葉地方原発反対同盟)に、今年度(第23回)の多田謡子反権力人権賞が授与されることが決まった。この賞は、1986年に29歳の若さで亡くなった人権派弁護士、多田謡子さんの業績を記念して、社会的弱者の人権のため権力と最も鋭く闘ってきた人に対し、毎年1回贈られる名誉ある賞である。福島原発との闘いの分野からは「脱原発福島ネットワーク」も受賞した。このネットワークは、佐藤和良・いわき市議らが中心となって福島原発反対運動を行ってきたグループである。
なお、このほかの受賞者は、女性の人権向上のために活動を続けてきた佐々木静子さん、「不法滞在」の外国人の人権のための活動を続けてきた「ASIAN PEOPLE'S FRIENDSHIP SOCIETY」である。
石丸さんをこの賞に推薦したのは当ブログである。当ブログが石丸さんを推薦した理由、及び受賞理由については次のとおり。石丸さんの人となりについては、以下の新聞記事が参考になる。
●反原発運動40年/石丸小四郎さん(朝日新聞)
●福島原発の地元反対同盟 闘い40年 石丸小四郎さん(北陸中日新聞)
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●当ブログによる推薦理由
石丸さんは、1964年から福島県富岡町に移住。原発反対運動の中心的存在だった社会党議員・岩本忠夫氏に誘われ福島原発反対運動に携わる。後に、岩本氏が電力資本の金の力に屈し、社会党を離党して原発推進派に立場を変える裏切りの中で、双葉地方原発反対同盟の中心として一貫して原発の危険性を訴え続けた。
福島第一原発の事故が起き、孤立した闘いを強いられてきた石丸さんの懸念が現実のものとなった今、40年にわたって信念を曲げずに闘い続けた石丸さんを勇気づけるとともに、すべての反原発運動を闘う仲間を励まし、原発事故を福島で最後とするため、石丸さんを本賞へ推薦する。
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●受賞理由
(多田謡子反権力人権基金運営委員会サイトから)
石丸小四郎さんは、「原発は放射能による環境汚染や労働者被曝による健康被害を不可避なものにする」という認識から、1972年に結成された双葉地方原発反対同盟に参加し、福島原発でたびたび起きた放射能漏れ事故を告発、福島第二原発の建設反対運動にも取り組むとともに、原発労働者の被曝問題にも当初から取り組み、労災認定の支援活動も続けてきました。原発銀座とも言われた集中立地で建設が進み、切り崩しによって運動が縮小していく困難な状況の下で40年にも及ぶ反対運動を続けてきたことは驚嘆に値します。十分な地震・津波対策もなく運転継続されていた福島第一原発がまき散らした放射性物質は、双葉地方一帯を甚だしく汚染し、石丸さんたちをも故郷から追い立てましたが、石丸さんは再度いわきの地から原発に対する告発の運動を再開しています。石丸さんの40年に及ぶ原発との闘いへの共感と今後の運動への期待を込めて、多田謡子反権力人権賞を贈ります。