Steve Kuhn "Jazz 'n (E)Motion" BMG France, 1998.
ジャズ。BMGフランスによる、映画サントラ曲を五人のジャズピアニストにアルバム一枚分録音させるという企画物で、他にマーシャル・ソラール、ポール・ブレイ、ステファン・オリヴァ、アラン・ジャン=マリーによる作品が発表されている。録音もかなりよい。ただし、現在廃盤のようである。
収録曲は‘Once Upon a time’‘The Night Has A Thousand Eyes'‘Emily'‘Love Is For The Very Young’‘The Pawnbroker’‘This Is New’‘Invitation’‘Smile’。他のミュージシャンによる録音がすでにあるものが多く、ジャズファンにはおなじみだろう。珍しいのは‘Last Tango In Paris’とレーナード・バーンスタインによる‘Lonely Town’、オリジナルの‘The Rain Forest’あたりだろうか。
演奏は暑い和音と多彩な装飾音でドラマチックに盛り上げるというスタイルで、メロディをあまりいじっていない。キューンの過去のソロ作品の中では、"Live at Maybeck Recital Hall 13"(Concord 1991) "In Cafe"(徳間Japan 1997)よりは、"Ecstasy"(ECM 1975)に近い。あそこまで静謐ではないけれども、耽美な音に聴き手を溺れさせるような作品になっている。
ジャズ。BMGフランスによる、映画サントラ曲を五人のジャズピアニストにアルバム一枚分録音させるという企画物で、他にマーシャル・ソラール、ポール・ブレイ、ステファン・オリヴァ、アラン・ジャン=マリーによる作品が発表されている。録音もかなりよい。ただし、現在廃盤のようである。
収録曲は‘Once Upon a time’‘The Night Has A Thousand Eyes'‘Emily'‘Love Is For The Very Young’‘The Pawnbroker’‘This Is New’‘Invitation’‘Smile’。他のミュージシャンによる録音がすでにあるものが多く、ジャズファンにはおなじみだろう。珍しいのは‘Last Tango In Paris’とレーナード・バーンスタインによる‘Lonely Town’、オリジナルの‘The Rain Forest’あたりだろうか。
演奏は暑い和音と多彩な装飾音でドラマチックに盛り上げるというスタイルで、メロディをあまりいじっていない。キューンの過去のソロ作品の中では、"Live at Maybeck Recital Hall 13"(Concord 1991) "In Cafe"(徳間Japan 1997)よりは、"Ecstasy"(ECM 1975)に近い。あそこまで静謐ではないけれども、耽美な音に聴き手を溺れさせるような作品になっている。