29Lib 分館

図書館・情報学関連の雑記、読書ノート、音楽ノート、日常生活の愚痴など。

御幸町図書館

2008-04-28 10:23:57 | 図書館・情報学
 ビジネス支援で名高い、静岡市の御幸町図書館に行ってきた。感想をちょっとだけ述べる。

 蔵書に「これぞビジネス支援図書館!!」という印象は受けなかった。行政資料は充実していたけど、業界紙誌はあまり持ってないようで、シンクタンクのレポート類は全然無かった。どこの公共図書館のビジネス支援サービスもこれらの資料は買ってないと思う(といっても僕には2例ぐらいしかサンプルはありません)。一方で、僕の知る株屋のシンクタンクの資料室は、書店で買えるようなものはあまり持たず、これらの資料ばかり集めていた。シンクタンクのレポートは値段が高い上にグラフと数式を多用した衒学趣味のものが多くてとっつきにくい──その理由は訴訟リスクを最大限減らしつつ客に金融商品を買わせようと意図した文章だから──が、業界紙誌は広告だけでも役に立つと思うのだが。いやまあ、需要が無いというのか、コストパフォーマンスが悪いというのが最大の理由だということは予想できるんだけど。

 オンライン・データベースの方はかなり充実していて、しかもタダで使わせてくれるというのはありがたい。さっそく、日経テレコン21を使ってきた。契約のためか、データの転用の制限には苦心の後が見え、USBなどの媒体に保存できないようドライブに赤テープが貼られていた。それに印刷の制限もある。ただ、日経テレコン21のように本来「1ページいくら」で課金されるサービスが、料金を気にせず見放題というのはいいと思う。データなんかメモればいいし。今回、本来1件\350する人物情報数件と、1件\900する企業情報数件を見せてもらった。起業なんかしないけど、いいのかな?


 先入観を持って訪れたので、「ビジネス支援!!」という特徴が大々的にフィーチュアされているのかと思いきや、あくまでも公共図書館という佇まいだったのが意外だったな。以上。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 愛無き世界以降 | トップ | 「自由読書」(Free Voluntar... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

図書館・情報学」カテゴリの最新記事