ひろの東本西走!?

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新港貿易会館(旧新港相互館)その2

2009-07-26 23:02:07 | 近代建築

新港貿易会館の続きです。

ここは内部も素晴らしいです。現役のオフィスビルですが、1Fにはインテリアショップも入っていますし、少人数で騒がしくしなければ内部を見ることも可能と思われます。但し、日曜日は正面玄関が閉まっているはずです。

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正面玄関は写真的には自販機がちょっと・・・なのですが、タイル(スクラッチではないですね)、天井、ステンドグラスなどが味わいがあります。

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1階エレベータ前のホールはシックで落ち着いた空間です。インテリアショップのドア部はオリジナルのままでしょうか?お店の雰囲気に見事にマッチしています。

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大理石をふんだんにあしらった階段。手すり部などのカーブも優美です。
↓南面・上部にある丸窓のステンドグラスです。ガラスの色合いや質感もよく分かります。

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再び1階です。廊下にあるドアや玄関脇の受付(?)上部のガラスにはアール・デコ的な幾何学デザインが施されており、味わいがあります。デジカメで下の2枚目の写真を見たぷにょさんが、これは郵便マーク(〒)では?と発見されました。本当ですね。

などなど、新港貿易会館は内外ともに様々なデザイン、要素が取り入れられており、見どころがいっぱいです。

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新港貿易会館(旧新港相互館)

2009-07-26 18:28:12 | 近代建築

蒸し暑い毎日が続いています。九州地方・中国地方で土砂災害に遭われた皆様、お見舞い申し上げます。近畿地方も天候不順が続き、まだ梅雨明け宣言が出ません。天気が安定しないし蒸し暑いしで、この週末は建築探訪なしで映画を観たり、ランニングクラブの練習会に参加したり、本を読んだりと比較的のーんびりとしています。

神港ビルや商船三井ビルディングを紹介した続きで、 これは1930(S5)年に竣工の新港貿易会館(旧新港相互館)です。以前にも簡単に紹介したかもしれません。ロケーション良し、姿・形良し(外観良し、内部も良し:この紹介は次の記事で)、素材良し、細部装飾良しで、神戸の近代建築の中で最も好きな建物といっても差し支えありません。

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裏手となる北面から近づき、西面~南面と回り込んでいくに連れて表情やボリューム感が変化していきます。西面からの眺めはスリムに見えますが、南面からはアールのついたコーナー部を舳先とする巨大な船のようにも見えます。強調された水平線や丸窓などの組み合わせはいかにも船&港町神戸といった香りがします。いつ見てもいいなあ。。。
以前、西面から撮られた写真が「Meets Regional」の表紙を飾り、限りなく美しかったことを覚えています。今回の写真は空の青みが不足しているのと全体に白っぽいのがちょっと残念で、秋から初冬にかけて青空をバックにつるべ落としの西日に輝く姿がベストかもしれません。

◎参考ブログ:

   sunshine-worksさんの”近代建築Watch”
   写真が限りなく美しいです。こちらが本来の色だと思います。

比較的最近、スクラッチタイルなどの外装がきれいにされたのでしょうか?この日の天候のせいもあるのか、昔よりも明るく白っぽくなったような気もしました。

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最上階・南面の丸窓はステンドグラスです。詳しくは次の記事で紹介しますが、これが美しく見事です。また、内部は他にも見どころがたくさんあります。

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