さて、神港ビルディングの内部です。
最上階の8階は腰壁の高い位置まで翡翠色のモザイクタイルが貼られており、おーっという驚きの声が上がりました。川島先生のお話では、8階には川崎汽船の本社機能が入っていたため、ここだけ特別仕様になっているのではとのことでした。ダイビルでも最上階に他とちょっと異なったシックで豪華な雰囲気の一画がありましたが、それらとも共通性があるのかもしれません。
この後は7階に降り、先生の友人でこのビルに建築設計事務所を構えておられる平賀さんのオフィスに少しだけお邪魔しました。様々な写真やサンプルがあって、いかにもクリエーターのオフィスといった感じで、置いてあるPCを見て「マックですね」と言ったところ、「やっぱりマックでしょう!」とニコッと笑われました。私がこの階で良いなと思ったのは、各室の廊下に面した木製のドアと両脇の窓です。まるで人の顔のようにも見えるのが面白いですね。壁や床の色合いも明るさと落ち着きのバランスがうまくとれ、心地よし。廊下上部のちょっとしたアールも味わいがあります。こんなビルにオフィスを構えることができたらなあ。。。船場ビルとはまた別の魅力がありますね。
1階に戻ると、ここは8階とはまた別の特別仕様で、広い空間にタイル張りの床や大理石の壁、木製回転ドア、照明器具などが実に良い雰囲気を醸し出しています。ただ、照明があまり点いていなかったため、暗くてよく見えなかったのが惜しまれます。
また、地階には食堂がありました。これにはビックリ!1階には雰囲気の良さ気なカフェもあり、一同、今度は平日の再訪&食事&ドリンクを誓いました。
その後、旧大阪商船三井ビルなどを眺めた後、有志は神港ビルのお隣にあるチャータードビルのカフェに入りました。さすがは元銀行建築で、玄関部の回転ドアや大理石がレトロ&ゴージャスで素晴らしかったです。内部の大空間も必見!
内部については以前のブログでも紹介していますので、そちらもご覧下さい。