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ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

OSAKA光のルネサンス

2011-12-21 23:58:00 | インポート

こちらは中之島で開催されている「OSAKA光のルネサンス」です。どこからどこまでが何という名前のイベントかちょっと分かりづらいのですが、私が先日少し巡ったのは、東会場(バラ園など)の「ローズライトファンタジー&ワンダーローズイルミネーション」と「水ものがたり2011 ~絆~」だったようです。

昨年も「光のルネサンス」の記事をアップしていました(こちら)。
イルミネーションの人形などは昨年も登場していましたね。

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中之島公園で一番東端に位置する「水ものがたり2011 ~絆~」の方は、静かで密やかな美しさでした。周囲の方からも「きれいなあ・・・」という声が上がっていました。

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ドイツ・クリスマスマーケット大阪2011

2011-12-20 22:32:48 | インポート

先日、大阪のキタにあるレトロ喫茶(と思われる喫茶店)を探して新梅田シティ方面を通ったら、「ドイツ・クリスマスマーケット大阪2011」というイベントをやっていました。以前、チラッと見たことはあったと思いますが、ちょこっと探訪です。

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↓この屋台(お店)が一番カラフルで楽しげでした。

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クリスマスのグッズやツリーの飾りがたくさん売られていました。
眺めているだけでも楽しくなりますね。

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家族連れやカップルがワインやビールを飲んだり、ソーセージを食べて楽しんでいました。ちょうど昼時だったので、私も昼食がわりにソーセージとパンのセットを食べることにしました。シンプルだけど美味しかったです。

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本場ヨーロッパのクリスマスマーケットは、それはそれは美しいんでしょうね。
100倍くらいの規模と美しさかな?

ただ、ここも恐らくライトアップされた夜がキレイなんだと思います。
下の写真は新梅田シティのポータルサイトのものを使わせて頂きました。

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時間があれば、夜にまた行ってみたいと思います。


今年のお正月

2010-01-04 13:41:22 | インポート

今年も初詣は家族4人+私の母の5人で住吉大社に詣りました。
アクセスは阪堺線(阪堺電気軌道)です。このレトロなチンチン電車には高校時代の3年間をはじめとして、お墓参りや初詣で大変お世話になっております。このところずっと廃線の噂が絶えないのですが、風情のある路線だけに何とか存続してほしいものです。頑張れ!阪堺線!

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今年も住吉さんは大鳥居をくぐって太鼓橋を渡ることから始まります。お墓参りに行った大晦日は風が吹いてとても寒かったのですが、元日の大阪はまずまずの天気でした。太鼓橋の前には長い行列ができていたものの、まあ人出は平年並みでしょうか。すいていても寂しいし、まあこれくらいの混雑状況であれば、お正月らしい賑やかさもあって良い感じですね。

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4つの本宮と”初辰さん”楠珺社(なんくんしゃ)へのお詣りをすませ、毎年恒例の場所で男3人がひいたおみくじは、次男:大吉、長男:吉、私:半吉と若者ほど良い結果となり、まずはめでたしめでたしでした。

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この後はこれも恒例の露店めぐりへ。最近は子供達も成長して(?)ゲームやくじびきなどはやらなくなりましたね。今年はベビー・カステラ、イカ焼き(長男のみ)、たい焼き、たこ焼きとひたすら食べていました(汗)。今年も1ケ100円なのにあんこタップリのオーソドックスなたい焼きが、とてもリーズナブル&美味で大満足でした。

この日は叔父・叔母の家に行って従兄弟や従姉妹一家と久々に談笑したり、百人一首などを楽しんだりしました。叔母の家では、親戚の中で数年ぶりに誕生した赤ちゃんが登場してみんなもニコニコ。今年も昔ながらののーんびりとした日本風のお正月ですが、これもまた良いものです。

P1310622_t_2また、今年のお正月は家族で&甥っ子も交えて初めて麻雀を楽しみました。子供達にまだ役を教えていないので、早めにチー・ポンを宣言する早上がり麻雀でしたけれど。実はこれ、子供達があまりにものめり込んでいる”TVゲーム対策”も兼ねてやってみたのですが、うまく上がったりしてハマッてくれそうな感じです。しめしめ(笑)。

 


誰か(宮部みゆき)

2007-03-30 23:59:00 | インポート

Dareka1 誰か(光文社・カッパノベルス)
★★★★:80点

面白かったですが、90点といったような感銘度というかインパクトはなかったです。ただ、作者自身も元々そういったところを狙ったりはしていないし、ささやかな生活の中のささやかな秘密、ささやかな事件の描き方は印象的で、静かな余韻が残りました。
インパクトに欠ける分、印象に残りにくい作品であるとは思いますが、全編を通じて心の動き、揺れ、迷いなどが実によく描かれていたと思います。これは宮部さんの手腕の確かさですね。

  妻が席を動いたのは、隣に座ってほしいという意味なのだ。
  だから私はそうした。
  妻はにっこりして、リモコンをフロアテーブルの上に置いた。
  「実はね、あなたにちょっと相談したいことがあるの」
  私はとっさに、離婚を切り出されるのだと思った。
  信じられないような幸運のなかにあって、それがいつ自分から取り上げ
  られてしまうかとビクビクせずにいられるには、どのくらいの度量が必要
  なのだろう。

ここのザワザワ、ゾクゾクッとする感じが見事。
自分には不釣り合いと思える幸せの中にいるそこはかとない不安感、いつも何となく感じている違和感や疎外感。もちろん、妻が主人公を愛しているのは間違いないのですが、これらの感覚・気持ちが無くなることはない。
さすがは宮部みゆきさんです。

聡美と梨子の姉妹。
二人は亡くなった父についての本作りでもしばしば対立する。性格が異なるゆえのちょっとした喧嘩・対立のように見えていたが・・・。

「わたしにもわたしの意地があります」
姉妹はたった二人の家族なのに、そのねじれた関係は哀しい。

~ノベルスカバーより作者の言葉~

  人生に不足がない、あるいは、幸せな人生をおくっている探偵役というのは、
  ミステリーの世界ではなかなか珍しいような気がする----と、常々考えていました。
  平凡でこれと言う取り得もなく、でも日常生活は安定していて、ほのぼのと幸せ。
  この作品はそういう人物が主人公です。その結果、彼が追いかける事件は、
  とてもささやかなものになりました。そのささやかさのなかに、読者の皆様の心に
  残るものがあればいいなと願っています。

ささやかな秘密とは・・・それは結構ディープなものでした。
さすがにここまでは想像できませんでしたが、とある2人の関係は薄々感じていました。このあたりの微妙な描き方も宮部さんならではでしたね。

********************************* Amazonnより *********************************

著者からの内容紹介
財閥会長の運転手・梶田が事故死した。遺された娘の相談役に指名され、彼の過去を探ることになった会長の婿・三郎は、梶田の人生をたどり直し、真相を探るが……!? 著者会心の現代ミステリー。

内容(「BOOK」データベースより)

事故死した運転手には、二人の愛する娘と、ささやかな秘密があった。今多コンツェルンの広報室に勤める杉村三郎は、義父でありコンツェルンの会長でもある今多義親からある依頼を受けた。それは、会長の専属運転手だった梶田信夫の娘たちが、父についての本を書きたいらしいから、相談にのってほしいというものだった。梶田は、石川町のマンション前で自転車に撥ねられ、頭を強く打って亡くなった。犯人はまだ捕まっていない。依頼を受けて、梶田の過去を辿りはじめた杉村が知った事実とは…。


うーーーん、ゲド戦記(映画)

2006-08-18 23:03:00 | インポート

Gedo1 ゲド戦記(映画)
★★★☆:60点

色々と酷評が聞こえてくる「ゲド戦記」ですが、前売り券を買っていたこともあって昨日観てきました。

ブログ友だちのゆきうさぎさんも感想を書かれています。ゆきうさぎさんは「いろいろ酷評もあるようですが、私は面白かったです」と評価されていますね。

********* ゆきうさぎさんのブログから引用 ***********

「テーマは‘命’。永遠の命? いえいえ...全てのものには限りがある―命もそう。限りあるから生きる意味がある。アレンが何におびえているのか、なぜ父を刺したのか...解りづらい点もありましたが、それでもラスト、良かったです。伝えたいことがハッキリしていました。

死を恐れる人も、生き続ける事に疲れて死に急ぐ人も、普通に生きている人も‘生’は限りあるんだということを改めて考えてみましょうよ」

***************************************

この引用部分は同感!です。

で・す・が・・・、私の映画全体としての評価は、うーーーん・・・といったところです。ジブリ作品で眠くなったことはかつて殆ど無かったはずですが、中盤あたりで、3回くらい細かな記憶がすっ飛んでいます。睡眠不足だったこともあるのですが、序盤から中盤にかけてのあまりの静かさ、展開の少なさに興味津々といった感じや緊張感が続かなかったです。私は「ハウルの動く城」にも色々と注文をつけたのですが(http://blog.goo.ne.jp/hirohiro009/d/20041121 http://blog.goo.ne.jp/hirohiro009/d/20060727)、本作品にはハウルを下回る点数をつけざるを得ませんでした。名作目白押しのジブリ作品なので期待度対比で損をしているとも言えますけれど。

ジブリが得意とする、あるいは父・宮崎駿が好きなヨーロッパ調の建物などの建造物や構築物・廃船(難破船?)などの造形・描写はリアリティがあり、煉瓦や石の質感も見事で80点を付けられるのですが、肝心の映画本体は40点で、平均して(って何のこっちゃ)60点どまりでした。

監督の宮崎吾朗さんのことは殆ど知らなかったのですが、宮崎吾朗らしさはどこに現れていたのかなあ?ゆきうさぎさんが書かれていることを描こうとしたのだとしても、あれだけの時間をかける必要があったのか。あるいは違う描き方があったのではなどと思いました。原作のある作品ですが、もっと創造的にはじけても良かったのでは?

また、あちこちで指摘されているように、分からないことも多すぎました。アレンが罪を犯した理由、ときおり現れる影(でしたっけ?)、アレンやテルーの本名とそれが意味するもの、ゲド(ハイタカ)の真の凄さや能力(魔力)などなど。(映画では?)結局テルーは○だったんですよね。凄い唐突だなあと感じたのですが・・・。結局、人と竜の関係や過去の歴史も分からずじまいでした。原作のことは全く知らないのですが、2時間近い映画にしては、描き込み不足やまとまりの無さも感じました。言いたくはないのですが、宮崎駿さんであれば、もうちょっと違った作品になったんやろなあ。。。

ポスターは作品の素晴らしさを予感させ、”戦記”という名前がついていたこともあって、てっきり戦いまたはハラハラドキドキの冒険物語だと思いこんでいたので、観ている最中”あれ?何かおかしいなあ”という気持ち絶大でした。今回も予備知識一切なしで観たのですが、あとから調べてみると、原作は結構内省的な物語らしいですね。でも、名作と言われているしなあ。夏休みということもあって子供さんも多数きておられましたが、終盤を除いて静かな描き方に退屈しなかったかな?

菅原文太の声はgood。岡田准一の声も私は元々よく知らないこともあって特に気にはならなかったです。だけど、声優が誰かを意識させるキャスティングは集中力をそがれるのでやはり反対です。

否定的な意見を色々と書いてしまいましたが、これもジブリ作品に対する期待の大きさゆえと言っておきましょう。

参考ブログ(8/22追加):To be continued アイリスの気ままに紡ぐダイアリー