国家の第一は民主主義である。美しさとか品格はまやかしの国家論である。新聞に掲載されている論文を中心に批判する。
品格より民主そして自由
民主主義が欠けた沖縄の反戦平和
15歳少女、素顔さらし証言=花嫁として売られ監禁拷問―アフガン
【ニューデリー時事】アフガニスタンからの報道によると、花嫁として売られ、半年以上も監禁、拷問されていた少女サハル・グルさん(15)が保護され、入院先のカブールの病院で12月31日、報道陣に実態を証言した。女性への前時代的な人権侵害が横行する同国で、被害女性が素顔をさらして証言するのは異例。追い詰められたグルさんには、世界に向けて身元を公開する以外、身を守る術がない厳しい現実が背景にある。
AFP通信によると、グルさんは7カ月前、兄によって5000ドル(約38万円)で花嫁として売られた。しかし、北東部バグラン州の「嫁ぎ先」では売春を命じられ、グルさんは拒否。すると「義母らに何カ月もトイレに閉じ込められ、食事も水もろくに与えられず、殴られ続けた」。
北東部バダフシャン州に住むグルさんの家族が「連絡が取れない」と警察に捜索願を出した結果、12月26日夜になって地下のトイレから発見された。保護されたとき、グルさんは爪を剥がされ、たばこによるやけどをいくつも負っていた。
警察は、義母や義姉ら3人を逮捕したものの、夫(30)や義父は逃亡中。警察の力が弱いアフガンの社会環境では、グルさんに対する報復の危険は常に存在する。医師団はグルさんをインドに避難させることも検討している。
女性の通学を禁じたイスラム原理主義勢力タリバンの政権が2001年に崩壊した後も、アフガン各地では女性が「一家の資産」とみなされ、「家畜や麻薬と交換される例さえある」(国連報告書)のが現状だ。
時事通信 1月1日(日)17時6分配信
アメリカ軍が進攻する前のアフガンはタリバンが政権を握っていた。タリバンはイスラム原理主義で、女性が学ぶことも働くことも禁じていた。女性は男の奴隷だった。
アメリカ軍がタリバン政権を倒し、アフガンを強引に民主主義国家にした。だからアフガンの国民にはまだタリバンのイスラム原理主義の影響が根強く残っている。
アフガンの政府が民主主義であっても、アフガン各地では女性を「一家の資産」とみなし、家畜や麻薬と交換されることもあるという。
タリバン政権時代は女性の人間としての権利は一切認められず、堂々と家畜や麻薬と女性を交換していた。夫が死んだ女性は働くことができないから物乞いをしていた。
アメリカ軍がタリバン政権を倒したから女性は解放され、学校で勉強することも働くこともできるようになった。アフガン国家はタリバン時代の女性の売買は犯罪として取り締まるようになった。
タリバン政権の実態を知ってもアメリカ軍のアフガン進攻を沖縄の反戦平和主義者たちは反対するのだろうか。いや、彼らはタリバン政権の実態には目を瞑る。とにもかくにもアメリカ軍の戦争に反対をする。民主主義思想のない沖縄の反戦平和主義主義はいびつである。沖縄の反戦平和主義の内実は反米主義である。だから、アメリカ軍が関わる戦争にだけ戦争反対を叫び、アメリカ軍の関わらない戦争には関心を持たない。沖縄の反戦平和主義は本当の反戦平和とはいえない。
アフガンに民主主義が浸透し、一日も早く内戦が終わることを望む。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ゆらりゆら生... | 夜の毎荒れ地... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |