地元宜野湾市が県民投票事務実施せず 他市町村は考えるべき

地元宜野湾市が県民投票事務実施せず 他市町村は考えるべき
 宜野湾市が県民投票をやらないことが決まった。
松川正則宜野湾市長は25日県民投票実施のための予算を執行しないで、投票事務を実施しないことを明らかにした。
 宜野湾市は辺野古に移設する予定の普天間飛行場のある市である。辺野古移設問題の地元である宜野湾市が県民投票を実施しないと決めたのである。これは県民投票にとって重要なことである。
普天間飛行場を移設するか否かの県民投票に地元が参加しないのである。当事者である宜野湾市民が決断しなければならない案件であるのに地元の意を無視して他市町村が決めることになる県民投票に参加するのはおかしいではないか。

 普天間飛行場の辺野古移設問題は宜野湾市民の危険性除去が目的である。第一に考えなければならないのは普天間飛行場の移設の在り方である。普天間飛行場の移設は辺野古以外に、海上、嘉手納飛行場、県外、国外などがある。しかし、今回の県民投票は普天間飛行場を辺野古移設に賛否を問うだけで普天間飛行場をどこに移すかは問題にしていない。もし、県民投票の結果が辺野古移設反対となれば普天間飛行場移設問題が振り出しに戻ってしまう。
過去に辺野古以外に移設する場所を探したが見つからなかった。辺野古以外の移設場所はないから
辺野古に決まった歴史がある。宜野湾市民にとって絶対にやらなけれぎならない普天間飛行場の移設が県民投票には問われていない。松川正則宜野湾市長は宜野湾市民の切実な問題を無視しているから県民投票に反対したのである。
 他市町村長は地元の宜野湾市が反対する県民投票を実施するかどうかをもう一度考えるべきである。

 普天間飛行場の直接被害者は宜野湾市民である。宜野湾市民に選ばれた議員と市長が県民投票不参加を決めたのである。当事者である宜野湾市の意を当事者ではない他市町村長は尊重するべきである。

 一地方自治体の運命を他の地方自治体が県民投票で左右することは自治体の自治権を犯すものである。県民投票はやるべきではない。
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