なぜ ヘリパッド建設阻止集団はテロリストであるのか






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なぜ ヘリパッド建設阻止集団はテロリストであるのか
 ロシア革命に成功したレーニンは、支配している階級が支配されている階級を支配するための機関が国家であると国家の定義をした。
 アメリカは資本主義社会である。ブルジョア階級がプロレタリア階級を搾取するのが資本主主義社会であり、アメリカの国家はブルジョア階級がプロレタリア階級を支配するための独裁国家であるとレーニンは説いた。社会主義国家は労働者を搾取する資本家を排除した労働者のための国家であるというのがレーニンの理論である。
 アメリカはブルジョア階級が支配するブルジョア独裁国家である。アメリカの自由とはブルジョア的自由であって本当の自由ではない。アメリカ民主主義はブルジョア階級のためのブルジョア民主主義であり警察はブルジョア民主主義を守るための存在であるだかに警察は貧しい者や労働者を弾圧するである。
 このような考えが社会主義国家を樹立した1915年以降のロシアに生まれた。この考えは間違っているとは言えない。資本主義が成長する過程では労働者は搾取され貧しい生活を強いられていたのは事実だ。

 現在アメリカも日本も資本主義国家である。レーニンの理論を信じている者にとっては警官は資本家の利益のために働いて労働者を弾圧する存在である。
 社会主義国家が共産党一党独裁であるのは議会性民主主義にすると労働者を搾取するブルジョアジーの側の人間も当選して、労働者を解放する政治ができなくなるという考えからである。アメリカ大統領選で不動産王のトランプ氏が立候補している。それはブルジョアジーが政治をやることになりブルジョア階級のための政治になる。このような政治をなくす目的でブルジョアジーを排除するために共産党一党独裁にした。
 マルクスがブルジョア階級がプロレタ階級を搾取していることを論理化し、レーニンがアメリカは資本主義独裁国家であると説き、社会主義国家は支配階級のない理想の共産社会をつくるための過程の国家であると説いた。
 レーニンの理論をマルクス・レーニン主義といって、実は共産党、革マル、中核は同じマルクス・レーニン主義である。革マルと中核派は共産党から分離した組織なのだ。
革マル派も中核派も共産党からの分派であるが、分派のきっかけはハンガリー動乱である。

ハンガリー動乱
1953年にスターリンが死去すると、共産圏全土で非スターリン化がおこった。ジャーナリストや文筆家からも労働環境の改善や言論の自由が要求され、学生も大学の狭き門と学ぶ環境を改善しようとして当局から独立した学生の組織を設立していた。国民全体から不平不満が巻き起こる中、独裁政党であったハンガリー勤労者党内でもラーコシらスターリン主義者を批判する改革派が台頭。そこへソビエト共産党内部で行われたニキータ・フルシチョフのスターリン批判演説が、幹部たちに大きな議論を呼び起こした。1953年6月、ラーコシはモスクワの圧力でナジ・イムレに首相の座を譲らされた。ナジはラーコシ時代の経済政策を改めようとしたが、なお書記長に留まっていたラーコシ派の巻き返しによって1955年4月に失脚した。
1956年10月23日、ハンガリーの市民が政府に対して蜂起した。彼らは多くの政府関係施設や区域を占拠し、自分たちで決めた政策や方針を実施しはじめた。ソ連軍は1956年10月23日と停戦をはさんだ1956年11月1日の2回、このような反乱に対して介入した。1957年の1月にはソビエト連邦は新たなハンガリー政府を任命し、ハンガリー人による改革を止めようとした。

蜂起は直ちにソ連軍により鎮圧されたが、その過程で数千人の市民が殺害され、25万人近くの人々が難民となり国外へ逃亡した。ハンガリーでは、この事件について公に議論することは、その後30年間禁止されたが、1980 年代のペレストロイカ政策の頃から再評価が行われた。1989 年に現在のハンガリー第三共和国が樹立された際には、10月23日は祝日に制定された。

ソ連軍がハンガリーの労働者。市民を弾圧したことで、ソ連共産党に反発した日本の共産党員が共産党を脱退して革命的共産主義者同盟を結成した。革命的共産主義者同盟も分裂して革マル派と中核派が誕生する。共産党、革マル派、中核派三党派ともマルクス・レーニン主義であるのは共通する。


1991年のソ連崩壊まで社会主義国家圏が大きかったことを認識するべきである。
日本では社会主義国家を理想とする旧社会党と共産党の勢力は自民党と肩を並べるくらいの勢力であった。旧社会党と共産党の勢力は議会制民主主義に押されて勢力は弱まっていったがまだまだ根強い。彼らにとって日本はブルジョア階級の搾取のための資本主義国家であり警察はブルジョア階級を守り労働者を弾圧する国家機関である。



ヘリパッド建設工事阻止運動は規模は小さく市民運動のように見えるが、そうではない。工事阻止運動をしている連中はヘリパッド建設だけに反対している市民ではない。そのような市民も参加はしているだろうが少数であり運動の中心にはいない。運動の中心にいるのは共産党、社民党、革マル、中核派の活動家である。彼らはブルジョア階級支配の国家を倒し社会主義国家樹立を目指している。その思想でヘリパッド建設工事阻止運動をしていることを認識するべきである。武器を使わない運動であるが彼らの運動はテロリズムなのだ。

ISISは武力テロでイラクに侵略した。ISISはイラク政府を倒してISIS国家をつくるのが目的である。ISISの目的はイスラム原理主義革命である。テロリストは破壊するのを目的にしているのではなく国家樹立を目指した上で破壊をしている。ISISと同じようにヘリパッド建設阻止運動をしている連中も暴力革命で国家樹立するのを目指している。彼らは議会制民主主義日本国家を倒すのを目的にしているテロリスト集団である。
県道70号線や新川ダムの橋を占拠して高江の住民や県民の車を通れなくしたり、畑に車を駐車して農作業する車を通らなくしたり、高江に来た車を検閲するのは彼らが市民運動集団ではなくテロリスト集団だからである。高い思想の持ち主である彼らにとっては県民や高江住民の生活を不自由にすることは考慮する対象にない。

 テロリスト集団にとってブルジョア体制の警察は警察ではない。弾圧機関である。だから警察の弾圧をあらゆる手段で跳ね返さなければならないと彼らは考えている。

 国頭村安波に建設する4基のヘリパッドは返還予定の米軍基地4000ヘクタール内にある6基のヘリパッドを2基減らすものである。それは米軍基地の削減でありヘリパッドの削減である。軍用地の返還、ヘリパッドの削減であることを考えればヘリパッド建設は止むを得ないと考える県民は多いだろう。国頭村長と東村長も基地削減であるからヘリパッド建設に賛成している。しかし、テロリスト集団は違う。反対している。テロリスト集団にとっては軍用地返還、ヘリパッド削減は関係ないのだ。ブルジョア独裁国家である米国の基地を日本につくるのはすべて反対なのだ。テロリスト集団が望んでいるのは日本の米軍基地を全て撤去することである。削減であろうが移設であろうが基地の建設は一切させないというのがテロリスト集団の目的である。彼らは本気で高江住民の騒音被害を心配しているのではない。反対する口実でしかない。

 東村の依田啓示さんの話によると、ヘリパッド阻止運動集団は、日本の警察も入れない立ち入り禁止区域であるヘリパッド工事現場の米軍基地に侵入して、工事を半日にわたって止めたそうである。その場所に侵入するために、彼らは、厳重にガードされた正門ではなく、ジャングルの中を、大切で希少なヤンバルの植物を伐採しながら、1キロ以上も進んだということである。
 彼らは米軍の存在そのものを否定している。だから建設工事を止めるために米軍基地に入るのは彼らにとって違法でもなんでもない。当たり前のことである。
依田氏は、
「伐採を止めさせるために、自ら伐採する。暴力を止めさせるために暴力を振るう。「ヘイワ」のためなら、人を殺してもいいってどこかのテロリストと同じことを言っています」
と言っているが、彼らはテロリストである。だからそんなことを言う。依田氏は、
「勝手に乗り込んで来て、道をふさぎ、村民に罵声を浴びせ、環境破壊までする人達が全く「平和的」な団体だと思えないのです」
とも言っている。依田氏よ。彼らは抗議団体ではないし「平和的」な団体でもない。彼らは資本主義国家打倒という高度な思想を持つテロリスト集団である。

 彼らは高度な思想だけでなく、高度な組織力のテロリスト集団である。組織も大きい。
 
 東村北端で山中にある県道70号線に1500人(主催者発表)を集めて県道を封鎖し、その後も毎日多くの反対者を動員している。土砂を積んだトラックを止め、作業員の車をのろのろ運転させたこともある。彼らは全国動員、警察・防衛局の情報収集、情勢分析、警察の裏をかくためのさまざまな計画、逮捕された者の救済・弁護、資金集め等々をそれぞれの専門家が分担して実践している。ヘリバッド建設工事阻止集団は強力で強大な組織である。だから、激しい阻止運動を続けているのだ。ヘリバッド建設工事阻止集団は市民団体ではない。テロリスト集団である。

 彼らのバックには共産党、社民党、革マル、中核派が存在している。

【沖縄の声】 「翁長知事は最高裁で敗訴したら県知事を辞職せよ!」 [桜H28/9/23]
チャンネル桜沖縄支局「沖縄の声」
2016/09/23 に公開
平成28年9月22日木曜日に放送された『沖縄の声』。本日は、キャスターの又吉康隆氏に「翁長知事は最高裁で敗訴したら県知事を辞職せよ!」のテーマについて解説いいただきます。
※ネット生放送配信:平成28年月9月22日、19:00~
出演:
   又吉 康隆(沖縄支局担当キャスター)
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
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